キリバネホソナミシャク.キハダケンモン.ウチキシャチホコ.ニセツマアカシャチホコ.マダラコバネナミシャク.シャチホコガ.
湯船にゆっくり浸かって体が熱を帯びたので涼もうと考えて窓を開くと,あれほどまでに降っていた雨はほぼ上がっていてもう21時近いというのに風が生ぬるい.
出撃しろと天気が誘う.
ガスが濃い.こういう夜はカエルが路上に出てきているかも.ゆっくり走る.
<錦大沼公園駐車場>
見上げると雲は切れ始めていて星が光っている.ししが傾いて,正面はからす,おとめ.南天低くにさそりが首をもたげている.
そうか.もうすぐ6月になるんだ.
典型的なケンモン模様.
さて同定が難しい.第一感はリンゴケンモン.
講談社『大図鑑』を調べると「本種以下の4種は,属Triaenaの主体をなすもので……同定に慎重を要する群である」(P.676,「ヒメリンゴケンモン」の項)とある.4種とはヒメリンゴケンモン・リンゴケンモン・オオホソバケンモン・キハダケンモンである.困った.図版やネットの画像ではどれも同じに見える.
仕方ないのでサイズで比較.前翅長18mmである.小さい.該当しそうなのはキハダケンモンの北海道亜種の「開張32-39mm」(p.678)である.
というわけでキハダケンモンと見当.「虫我掲示板」で蛾LOVEさんから賛成を貰えた.というわけで確定.
横から.シロケンモンと似ている.ケンモンヤガはどれもこんなものなのだろう.
・アカハラゴマダラヒトリ(17mm).
・不明エダシャク.15mmと小振り.HP掲示板へ.(・∀・)/~~.
<アルテン馬場駐車場>
案内板は不調.ヒゲナガカワトビケラ撮らず.
落ち蛾.黒っぽいので見落とすところ.
ウチキシャチホコ.19mm.銀ねず色と明るい褐色のコントラスト.
翅表に無数の水滴が下りている.
<温泉看板>
まずこれに眼が行く.ニセツマアカシャチホコ.12mm.
詳しくはHP「別館」を参照されたい.ここでは正面から.
やっぱり変.触角はどこにしまったのか.ましてやエビフライの尻尾にしか見えない.
・アカハラゴマダラヒトリ*2頭(16・16mm)
<覚生川通り>
・セブトエダシャク(24mm).フトフタオビエダシャク*2頭(21・22mm).
続くときは続くもので,シャチホコガ.24mm.
ぬいぐるみのような可愛らしさと言ったら嘘であって,ただのバケモノである.夢に出てきかねない.
車道に出ていた小さなカエルを追い立てて移動させる.素早くて撮れず.
<温泉駐車場>
・アカハラゴマダラヒトリ(19mm),これはめくって確認した.
・セブトエダシャク(20mm).小振りなので少し迷う.
・ムラサキエダシャク.これは移動させる.