蛾の死骸4種.
昼過ぎまで仕事.夜に出撃… でも気持ちは盛り上がらない.
そういうときに限って,よく轢かれている.そういうわけで,そういう小特集.
その1.
錦大沼公園駐車場の,出入りする車の必ず通る箇所で.
白い蛾.ミスジコナフエダシャクあたりだろうか.
その2.
アルテン馬場駐車場.これは車にやられたものなのか,それとも捕食者の犠牲になったものか不明.あるいは蛾でないのかもしれない.17mm.
その3.
温泉場の駐車場.
セブトエダシャクだろう.21mm.
人々は小さな蛾のためにわざわざハンドルを切ったりしない.
その4.
フトフタオビエダシャク.21mm.
これらの撮影中もひっきりなしに車が通る.車が近づくたびに何度も体をおこして,車に道を譲る.車はわたしを警戒して少し離れた所を通るので,撮っている最中の蛾が更につぶされることはほとんどない.
それでも,かすめたはずみに,この蛾の左肩にあった泥のような塊がとれてしまった.
車の通行は地表にとって大きな撹乱用件になる.
夜に灯火廻りをして虫を撮るというのは,ようするにこういうことなのだろうと思う.
灯火というトラップにかかった以上,いずれにせよ死を待つ虫がほとんどである.夜のうちか,それとも次の日の朝になるか.死に方の一つに事故死があるにすぎない.
生命の,自然の光の中での喜びや美しさは多くの他の虫ブログにまかせよう.わたしは(人工の光の下での)もっと異なった別のものを撮っていこうと思う.
中学生の頃,夜になると外を歩き回っていた.何かを考えていたらしい.
30年以上を隔てて,その地点にまた戻ってきたのかもしれない.
後は記録.
<錦大沼公園駐車場>
・ミスジコナフエダのように思うが横脈紋がしっかりしているので別種かもしれない.14mm.
・シロモンヤガ逃走.
<アルテン馬場駐車場>
・キンオビナミシャク(18mm).
<温泉看板>
・フタホシシロエダシャク(14mm).ミスジコナフエダシャク(15mm),これは横脈紋がない.ハンノトビスジエダシャク(13mm).モンシロツマキリエダシャク(21mm).
・ギンスジツトガ(10mm).当ブログとしては初物.
・アカハラゴマダラヒトリ(17mm).
・ヨトウムシのようなものを咥えて疾駆するエゾアカガネオサムシ.ピンぼけ.
・サビキコリ(14mm).
<温泉駐車場>
・セブトエダシャク(20mm).
<錦大沼公園駐車場>
・セブトエダシャク(23mm).新鮮な個体.
・トビマダラシャチホコ(22mm).かなり痛んでいた.
<コンビニ>
・スジクロモクメヨトウ.美麗.
上手く撮れたものや初見のものある.機会を待って.