カノコガ.ハイイロマルハナバチ.ヒトリガ.ホッカイジョウカイ.マダラカマドウマ.セスジナガハリバエ.トゲカメムシ.オオニジュウヤホシテントウ.クチブトカメムシ.センチコガネ.エゾハルゼミ.シギゾウムシの類.クロコブゾウムシ.ブドウスカシマダラ.ハコベナミシャク.
要するに何かの引率業務らしい.yyzz2は昼間からカメラを下げて歩き回っている.業務はともかく,虫やら轢かれた猫の死体やらを熱心に撮っている.
まず前半戦.
かえって山の中よりも,道端の雑草の方が芋虫毛虫は探しやすい.
・よく分からないヨトウガ系の芋虫.見る人が見れば同定できそうな感じ.手元の図鑑では分からなかった.
これはAclerisさんに以前に教えてもらった.
カノコガ.3月には1cmほどだったのが,ずいぶん大きくなった.何だか摺り子木状である.
これも道端.さっさと仕事を終えて飛んでいってしまったので同定用画像を撮れなかった.
おそらくハイイロマルハナバチ.
腿の鋲のようなものはダニとおぼしい.別画像で拡大.
17頭かな.嫌なら簡単に掻き落とせると思うのだが….刺されていることを感じさせないような物質を出しているのだろうか.
イタドリの葉に立派なクマケムシ.5cm超の奴が3頭もいた.
無印のヒトリガの幼虫.活発に地面を歩き回ることでよく目立つ毛虫だが,ここらで歩き回ると早晩車に轢かれてしまう.ほどほどにして欲しいもの.
覚生川通りに入る.昼間にここを歩くことは滅多にない.
・イタドリハムシは沢山いて,画像も撮ったが貼るほどのものではない.
あ,ホッカイジョウカイ.これは貼っておこう.
保育社の図鑑では少ない種だそうだが,何となく毎年のように出会っている.
夜は入り込めない広場に着.
ここのトイレがすごい.
マダラカマドウマだらけである.「便所コオロギ」とはよく言ったものである.
男性用トイレ内でざっと見ただけで9頭確認.ていねいに探せばもっともっといるに違いない.女性用のスペースは入るのがためらわれたので確認せず.絶対いる.
カマドウマはよく集まっているが,直翅としては珍しい性質ではないか.
・トイレの外壁に,テンスジツトガ*4頭,同定する気力がないシャクガ(17mm),ミスジツマキリエダシャク(×),不明ヤガ(これはHP掲示板へ( ´∀`)/~~).
※ツマジロシャチホコ.そのうちにブログにも.
セスジナガハリバエの類.
寄生バエである.ハエは大抵は寄生バエである.北隆館図鑑によればこの種類はコガネムシの幼虫に寄生するらしい.
まだ続くのだが,続きは明日に.この下にそのまま続けます.
後半戦.
昼,同僚は肉を焼いたりしているが,当方は時間がもったいない.コンビニのおにぎりを食べながら虫探しを続ける.
草食テントウムシ.葉っぱは穴だらけである.
同僚が様子を見に来て,こういうのはニジュウヤホシテントウじゃないのと言う.ただ者ではない.わたしはテントウムシが一筋縄ではいかないのを知っているのでうーんとか答える.
帰宅後調べると,はたしてオオニジュウヤホシテントウらしい.この日4頭ほど.
クチブトカメムシ.
捕食性の獰猛なカメムシ.
・イタドリハムシ.プライアシリアゲ.
・分からない派手なハバチ.
・サビキコリ,沢山.
エゾハルゼミなのだが,左の翅が損傷している.
正面から.
後から考えると,どこかの樹にとまらせてやればよかった.この日,もう1頭.
ゾウムシ2種.
センチコガネ.
センチコガネだって「オオ」には劣るものの,なかなかのてかり具合なのだが,この個体は少し古びている.残念〜.
・わからないスタンダードなコメツキムシ.
・テンスジツトガ.不明エダシャク.
実は初見.
ブドウスカシクロバ.胴体と触角が青く輝く.
背中から,何を撮っているんですか〜? と声がかかる.蛾ですね,と答えると,えええ〜というリアクション.我は汝らに与するものではない.
もう1頭飛んできて,いきなり交尾を始める.
もう少し事前に何かありそうなものかと思ったが,おそらく♀は既に準備OKのフェロモンだだ漏れ状態だったのだろう.
学名は Illiberis tenuis .イルリベリス・テヌイスと読むのだろうか.
「イルリベリス」とはスペインのグラナダのローマ式の古名.種小名は「細長い」.
帰路.