ヤマメイガの類.マダラカマドウマ.ウスイロカバスジヤガ.カバスジヤガ.シラホシキリガ.マイマイガ♀.ルリモンシャチホコ.トビモンシロナミシャク.オオアオバヤガ.キガシラオオナミシャク.アヤシラフクチバ.

 夜中にいきなりコンピュータと部屋の照明が落ちた.停電らしい.外も真っ暗である.何も見えない.なるほど夜の本当の暗さとはこういうものなのだ.
 3時間ほどで復旧した.公共的な施設では困るだろうが,個人の住宅では停電はもっとあってよい.


 久しぶりに青空が広がった.最高気温が25℃.窓を開ければ涼しい風が幾らでも入ってくる.北海道の夏.
 帰宅時の自宅の壁.

 見るからにヤマメイガ.カメラを取り出して撮り.ISOをあげてフラッシュなし.

 うーん.絵合わせ的にはマルモンヤマメイガに似ているが保留しておく.

大沼公園駐車場.

 まずい.羽根アリが出ている.

 こいつらに取りつかれたらスジコガネより始末に困る.たちまち腰が引ける.
 幸い,蛾の出具合はあまり良くないようだ.
 ○カシワマイマイは激減.数頭のみ確認.
 ○エゾシモフリスズメ,クルマスズメ,それぞれ1〜2頭(数えていない).

 赤っぽい蛾.20mm.HP掲示板に貼ったものと同系統である.

 なんとか講談社『大図鑑』で探し当てた.どうやらこれはウスイロカバスジヤガらしい.
 『大図鑑』から拾って整理.

  • カバスジヤガ
    • 外横線が前縁近くで少し曲がる.
  • ウスイロカバスジヤガ
    • 外横線が曲がらない.細かい淡色鱗片を密布する個体も出る.
  • オオカバスジヤガ
    • 外横線が不明瞭な点列になる.外横線を失う個体も出る.

 「淡色鱗片型」だと思う.

 アリの群れに突入する元気がないのでトイレの壁を先にする.蛾は少ない.

 マダラカマドウマ.脚が取れやすくなければ良い虫なんだけど.

 ●不明ノメイガ(15).こんなのはスルーでいい.
 ●オオホソバケンモン?(19).ナカジロキシタヨトウ(×).シラホシヨトウ(×).キシタケンモン(21).

アルテン温泉看板(1).

 ●不明フトメイガ.写りが悪い.HP掲示板へ.( ̄ー ̄)/~~.
 ●マイマイガ♀(27).
 ●モンシロヒラタマルハキバガ(×).

馬場駐車場.

 今度はおそらく無印のカバスジヤガ.19mm.

 なるほど曲がっている.HP掲示板の方もカバスジでだろう.

 いわゆる「ヤガにらみ」.脚が赤い.

 13mm.小振りだが美麗種認定をしたい.

 シラホシキリガ.北方系.後翅にも見せ場があるのだが,この画像では見えていない.

 ここにもマイマイガ♀

 27mm.先月のアクセスのうち「マイマイガ 駆除(防除)」で115件,今月はたった5日間ですでに151件に達している.「マイマイガ 大量(異常)発生」を入れると当ブログのアクセス数の1/4に及ぶのではないか.
 検索除けをしたいなあ.ここは駆除ブログじゃないよ.

 ルリモンシャチホコ.22mm.

 下翅をはみ出させて,ほっこりととまっている方がデフォルト.

 ●自信のないケンモンヤガ*2頭@別種(18・17).
 ●茶色く撮れたツマジロカラスヨトウホシボシヤガ(16).
 ●トビスジシャチホコ(24).
 ●ウストビイラガ(×).
 ●カシワマイマイ♂の頭部.

温泉看板(2).

 美麗とまでは言えるかどうか分からないが,個性のしっかりした蛾.

 トビモンシロナミシャク.16mm.

 ●小さい不明蛾(7).HP掲示板へ.( ̄ー ̄)/~~.


 ここから大物が来る来る.

 まず小手調べ.

 キガシラオオナミシャク.前翅長29mm.
 北海道ものは模様に白地が優る.後翅を体側から離しているので,翅の付け根が何となく心許なく見える.

 一目3cm.これは3年振りだ.

 オオアオバヤガ.緑色系のヤガの中で最も大きく美しい.
 1枚撮ったところでスジコガネアタックを受けて逃走.しばらく待ったがついに戻ってこなかった.残念….だから甲虫はあれなのである.
 翅の色と模様については05年8月7日記事を参照.まだ夜回りを試みて間もない頃で,こういう蛾にいきなり出会えたことが,その後に蛾に入っていったきっかけの1つになったのだろうと思う.

 シラフクチバ類で痛んでいない個体を見るのは初めて.

 おそらくアヤシラフクチバ.前翅長25mm.
 正面からもまずまずの画像が撮れたが割愛.


 この夜,甲虫採りのグループ*3組.今年はさっぱりいないのだが.