8月5日後半.ヨコジマナミシャク.クワゴモドキシャチホコ.Idiochlora属のアオシャク.アカモクメヨトウ.クロハナコヤガ.アミメキハマキ.
というわけで続き.ヘロヘロで出撃できません.
8月5日の後半から.
アルテン温泉看板.
○ヒゲナガカワトビケラが多い.
横の電柱.
昨夜に続いてヨコジマナミシャク.19mm.
なるほど同属のウストビモンナミシャクと同じポーズである.
学名が困った.Eulithis convergenata .属名は「eu」が「良い,正常な」.「lithis」がレキシコンを引くと「結石」のことらしい.結石は正常じゃないな.良性? いや,根本的に解釈がおかしそうだ.
種小名は「(一点に)集中している」.……? (前翅の線が放射状だから?)
クワゴモドキシャチホコ.13mm.
学名は Gonoclostera timoniorum .属名が「僧院で産まれたもの」.
※間違い.「Clostra属の子孫」.
種小名が「ティモンの」.ルキアノスの著作に出てくる人間嫌いの人物をさすと思われる.
夜目では白っぽく見えるが,試しに撮ってみるとアオシャクだった.
10mm.「ヒメアオシャク」か「ナミスジコアオシャク」かどちらか.前翅を少し浮かせてとまっていたので前翅の形を正確につかめない.Idiochlora属のアオシャクとして整理.
Idiochloraとは「奇妙な+緑」.クロラには「若芽」という意味もあるから,幼虫の擬態する姿からの命名かもしれない.
地面に近い,影になっているところに初見ヨトウガ.
どうやらアカモクメヨトウらしい.前翅長は19mm.
学名は Apamea aquila oriens .属名アパメアはどうやら地名.アパメアという古代都市は沢山あってどれだか分からない.「Wikipedia」の「Apamea」の項を参照.
種小名は「暗色の」,亜種名は「東洋の」.
鼻先の黒い部分が上手く撮れていないが,クロハナコヤガ.8mm.
学名は Aventiola pusilla .属名は「Aventia」というシタバガの今はない属に縮小辞「olus」が付いたものと推測される.アヴェンティアは「到来」とかそんな意味.
種小名は「小さい,弱い」.
10mm.大きめの派手なハマキガ.
アミメキハマキ.学名は Ptycholoma imitator .
これは平嶋義宏『生物学名辞典』にそのまま載っていた.属名:(ギ)襞のへり(lo-ma).種小名:(ラ)模倣者. (P.556)
何かを真似しているらしいが分からない.「襞のへり」というのも意味不明だが,ローマというのは「衣服の縁」のことだから,服とか布地とかの折り目のことを考えているのだろうか.
●シロスジアオヨトウ(17).シラホシコヤガ(×).
●ヨツボシホソバ♂(19).
●アカハラゴマダラヒトリ(16).
コンビニの窓にベニシタヒトリ.レジを打ってもらいながら横目で見ていると,高いところへ上っていってしまった.撮影断念.