8月13日昼間の部.サトキマダラヒカゲ.ムシヒキアブの類.オオウラギンスジヒョウモン.センチコガネ.キスジホソマダラ.イブキヒメギス.ヨツスジハナカミキリ.ハマダラミバエ.
休暇最終日.明日からまたフルタイムでの仕事だ,不安で気が狂いそうである.よっぽど昼の出撃はなしにして体力を温存しようかと思ったが,天気が悪くて涼しそうだし,錦大沼公園で昼のカトカラが見つかるかもしれないと思い直した.
12時過ぎ出撃.
錦大沼公園.
体質が蛾屋化しているので,どうしても鱗翅に眼が行く.それ以外の虫に対する「虫眼力」は絶対的に落ちてきているようだ.
サトキマダラヒカゲ.やっぱり蛾の名前とは何となく雰囲気が違う.学名は Neope goschkevitschii .平嶋『新版蝶の学名』によれば,属名はEnope(oがοなら声,ωなら顔.ローマナイズされると区別できなくなる)のアナグラム,種小名はゴシュケヴィッチというロシア人名からとのこと(p.530).
この日,2頭.ジャノメチョウは見かけなかった.
●足元から飛び出してくる蛾はほとんどウスグロアツバ.
ムシヒキアブの類.妙にきれいに撮れた.双翅はしばしば(じっとさえしていれば)写真写りが異常によい.
ダニにたかられている.普通ならダニがつくような生活をしていないと思われるから,一体いつたかられるのだろう.
幼虫は湿った地面で過ごすから,以前にユスリカのミズダニで取り上げたように,幼虫の時に寄生されたものを引き継いだのかもしれない.あるいは,捕食した昆虫から移動してきたダニなのかもしれない.
例えばこんなハエを捕まえれば,ムシヒキは抱きかかえて体液を吸うから,その隙にダニが引っ越す可能性は低くないと思う.
もっとも,それじゃあこのハエはどこからダニを… と考え出すと無限背進に.
オカモノアラガイ.
ここら界隈ではカタツムリの1/4ぐらい,道東にいた頃は9割方がこいつだった.
キスジホソマダラ.
カメラの気配に驚いて葉上から花に飛び移ったが,腹が減っていたと見えて突如吸蜜を始めた.転んでも只では起きないのか,単に緊張感が持続しない性分なのかは分からない.
沼周りは湿地帯になっているので,板で通路が渡されている.
●シオカラトンボ.近づいてこない.