モクメヨトウ.キバラエダシャク.チビヒメナミシャク.バラシロエダシャク.ハガタベニコケガ.オオバナミガタエダシャク.シロモンヤガ.(バイバラ)シロシャチホコ.スゲドクガ.

 最小限の生活しかおくっていないので,本の予算は潤沢である.Lewis and Shortの辞書がamazonから届いた.なるほど羅和とは語彙数が全く違う."melapium"なんかも載っていて「a kind of apple resembling a pear」などと説明されている.


 朝,コンビニの窓にセダカモクメ.
 昨日から降り続いた雨は夕方になってようやく止んだ.空気は一面のガスに満たされている.灯火にてらされて,微細な雨粒が見える.
 このくらい雨(?)なら,蛾は平気だろう.出撃してみよう.20時過ぎ.

大沼公園駐車場.

 ●オオハガタナミシャク(16).
 ●おそらくフキヨトウ(24).前回が19mmなのだが,「個体の大小がはげしいのもこの群の特徴である」(北隆館『大図鑑』)だから何とか.

 モクメヨトウ.13mm.

 「みんな蛾」で食草を見ると,タンポポだのクローバーだのオオバコ・スカンポだの.どう考えても草原の蛾である.「木目」のイメージとは合わないが,枯草枯葉の模様だと思えばよい.

 こちらは力一杯で枯葉である.ちょうど季節にも適合しているではないか.
 キバラエダシャク.測定漏れ.

 翅の形を見ると,イチモジエダシャクなどと近い属であることが分かる.

 反対側に回る.頭をもたげてとまっていたのである.ヒゲが長いので♂だと思う.

 チビヒメナミシャク.10mm.

 学名は Hydrelia shioyana .属名は,自信はないが「Hydrellia」(ミギワバエ)の縮小辞部分 ellus の「l」を一本抜いたものではないだろうか.だとすると「水(辺)の小さなもの」.
 種小名は日本の人名か地名に語尾「-na」を付けたもの.

 ●モントガリバ(14).
 ●キドクガ(×),♀.
 ●オビカギバ(16).
 ●ナミコブガ(9).
 ●ケラ(37).

アルテン馬場駐車場.

 バラシロエダシャク.前翅長14mm.

 ●キドクガ♂(13).小さい.この夜,都合3頭.
 ●ヨスジナミシャク(17).割愛.

 ハガタベニコケガ.14mm.

 内横線,中横線が黄色い個体.

温泉看板.

 大型のシャクガ.これは♀.

 オオバナミガタエダシャク.前翅長31mm.

 シロモンヤガ.前翅長16mm.

 2化もの.この蛾とは晩秋までの長い付き合いになるはず.

 シロシャチホコは近辺にはおらずバイバラばかりだと思っていたら,シロらしい幼虫と出会ったので同定が一気に怪しくなった.

 15mm.当ブログにおいては,視認では同定不可能として当面(バイバラ)シロシャチホコとする.

 顔付きはドクガを思わせる.

 鼻が黄色かったり,前脚の腿が毛に覆われたりしている.これはスゲドクガ

 ♀.測定漏れ.同日に馬場駐車場で撮った個体(♀)の前翅長は19mmで,これも目の子では同じくらい.

 ●マダラミズメイガ(14).
 ●マンレイツマキリアツバ*2頭(×).
 ●ウスヅマカラスヨトウの類(22).翅表が擦れていて収拾がつかず.


 コンビニにエゾカギバ.