キエグリシャチホコ.フタキスジエダシャク.プライヤオビキリガ.キトガリキリガ.ミドリハガタヨトウ.エゾクシヒゲシャチホコ.

 20時出撃.天候はガス.冷たい風が吹きさらすよりも100倍好ましい.


 秋の常連はだいたい決まり切っているから,これからはフユナミシャクがターゲットになるだろうとか考える.
 この見通しが全く甘っちょろいものであり,蛾は恐ろしく層の厚いものであることが,この夜のうちにたちまち明らかになる.


 錦大沼公園は収穫なし.

アルテン温泉看板.

 大きめの蛾が2頭,運転席からはっきり見える.まず温泉看板からチェックしよう.この時はまだ,この2頭がいずれも初見であるとは思いもよらなかった.

 「クシヒゲでお終い」などと前夜に書いたにもかかわらず,一見して初見のシャチホコ

 キエグリシャチホコ.22mm.10〜11月,晩秋のシャチホコガである.
 こんなのもいたんだ.どうも油断も隙もない.

 シャクガだが… これも初見だ.

 どうしようもなく擦れているように見えるが,こういう模様.アオミドロの発生している池に足を滑らせて落ちると,こんな感じになる.
 フタキスジエダシャク.20mm.これも秋蛾.


 馬場駐車場方面収穫なし.

覚生川通り.

 エダシャクと思いこんで迷宮に入りかけた.

 よくよく見ると,さっきと同種.キエグリシャチホコ.23mm.こうしているとシャチホコに見えない.

温泉駐車場.

 気温は13℃.路灯に蛾が舞っているのが見える.
 落ち蛾が沢山いる.知らない蛾がちらほらと混ざってる.困ったなあ.
 ●キイロキリガ(14).
 ●16mmのモンヤガ.蛾LOVEさんの掲示板にSOSをかけて「オオバコヤガの♂」とのご教示を蛾LOVEさんからいただいた.感謝.画像はそのうちに.
 ●不明ヤガ(18).同定できる気がしないので割愛.

 これも初見.

 おそらくプライヤオビキリガ.18mm.

 横からだと,岩に擬態してるかのように見える.

 キトガリキリガ,だと思う.14mm.

 まあ,いつものことである.

 ミドリハガタヨトウ.26mm.

 大きめの蛾なので重力がかかる.つぶれた大福状.

 エゾクシヒゲシャチホコが落ち蛾になっていた.

 前翅長18mm.

 マイマイガのような「ウサ耳」では全くない.そもそも「櫛ヒゲ」なのだろうか.焼き魚の皿に残った骨みたいだ.「疎にして漏らさず」という言葉があるが,この触角ではいかにも漏れそうである.