午前の部.トンボの類.オニグモ.カワゲラの類.スジヒメガムシ.ナミホシヒラタアブ?
緑ヶ丘公園は何だかの自動車競争とは無縁.朝10時半には,歩き回る年寄りやら走り回る子ども連れやらでにぎわっている.
餌をもらっているカモの多くはあまり人を恐れていない.その様子と顔付きはまだ若鳥を思わせる.カラスやカモメは人間から適当に距離を置いて餌をうかがっている.
虫はトンボばかり.トンボといえば「竿の先」にとまるものと歌われているが,どのトンボも地面の枯葉の上に降りている.
三々五々というか,3頭.
食欲とかもあまりなさそうだ.余生という感じがする.
ゲンノショウコの実の殻.
風に乗って,あるいは他の動物を利用して,色々な手段によって植物はその種を遠くへ撒こうとする.ゲンノショウコは発条仕掛けで種をはじき飛ばす方策を選択したのだが,コストパフォーマンスとしてはどんなものなのだろう.
7mmのオニグモ.
街灯の柱に貼り付いていた.越冬するのならもっと別の場所に移動した方がいいと思う.
池の端の岩.ここは公園内の特異点の一つであって,カワゲラやセンブリが見られる.
セッケイはいないので,このカワゲラが緑ヶ丘公園での最終カワゲラになる.灰色の小さい虫.
今頃が交尾時期である.水辺はまだ暖かい部類なのだろう.
池の杭にしがみついていた甲虫.
7mm.ゲンゴロウの小さい種類のように見えるのだが分からなかった.
「日本のゴミムシ」のKUMAさんからコメントをいただいた.「スジヒメガムシ」とのこと.m( _ _ )m.
専門家の方に見ていただけるというのは光栄であるというか,書く側も責任重大だというか,その割りにテキトーにやっているというのか何というか.
ガムシをさっそく図鑑で確認.「水生昆虫としては,ゲンゴロウ科につぐ大きい科である」(保育社『原色日本甲虫図鑑3』,p.209).ガムシって,ゲンゴロウに比べてはるかに話題にならない虫なのだが,なかなか油断がならない.
スジヒメガムシの学名は Hydrobius pauper .易しい学名である.属名は「hydor 水」+「bios 生活」.種小名は「貧しい」.英語のpoorだろう.コガネムシじゃないから貧乏でも仕方ないのかもしれない.
花はほとんど終わっている.アザミが1輪,タンポポが1輪.
ナミホシヒラタアブ? おそらく最後の食事.