ホシオビキリガ.ミヤマオビキリガ.エゾミツボシキリガ.オニグモ.
15時頃に退勤.どうせサービス出勤だから.いろいろなのはまた明日.一気に仕事を片付けようとすると一気にダメージを受ける.ガス欠にならないように,だましだまし.
帰宅して何をするかというと,砂糖を煮る.恒例の週末糖蜜である.今回はビールを混ぜてみる.ビールを混入した方が,人間には匂いが強く感じられる.でも相手は蛾なのでどうなることか.
18時半出撃.錦大沼公園は車で5分である.糖蜜を仕込んで,19時までアルテン方面で時間をつぶす.
錦大沼公園
というわけで,今回も常連さんばかりでした.代わり映えのない画像が続きますが,そういう仕様です.
まずホシオビキリガ.これがこの時期の最も支配的なキリガ.
どんどん集まってくる.
黒白マダラ3タイプそろい踏み.
黒点.
似ているけれども別個体.
色鮮やかな白点タイプ.食事が終わって休憩中と思われる.
このように翅を深く重ねてとまると,蛾というよりもハエのような羽虫感が出てくる.
この夜,ホシオビキリガは結局何頭いたかというと,出入りがあるので不正確だが11頭.
ミヤマオビキリガとおぼしき蛾.
ノギスを当てると逃げたり落ちたりするので測定せず.ホシオビよりも2mm小さい感じ.おそらく16〜17mm.
これは同じ個体.よく肥っている.♀?
この夜,ミヤマオビは3頭.
エゾミツボシキリガは3頭逃げられて,4頭目をようやく撮れた.
種小名「横断している」の由来となる中横線が見えやすい個体.エゾミツボシは翅の色の濃さ程度の個体差しかない.
この夜,明らかにテンスジキリガと判断すべき蛾は現れず.
その他の見通しのまとめ.
- そろそろピークのはずなのだが,まだキバラモクメキリガが×.
- まだ1頭だけのスギタニキリガは,4月後半に期待.
- カバキリガは昨年は4月9日から.暖かい春にもかかわらず遅れ気味.
- 春のトガリバ類も昨年は4月10日から落ち蛾になっている.
- オカモトやシモフリやシロなどの春のトゲエダシャク類も出てきておかしくないが×.
- 早春のフユエダシャク類はもうダメな(゚∀゚)ヨカーン.
桜の早期開花の予想が巷間あふれているのだが,苫小牧の蛾は明らかに遅れ気味である.そもそも蛾が減っているのかも.まさかマイマイガと一緒に駆除されたのではないのだろうな.昨年の夏にドクガを見なかったあたりで,わたしはかなり嫌な感触を持っている.
覚生川通り
オニグモ.クモ慣れしていない人には何がどうなっているか分からないであろう画像.
蛾は少ないが,クモは元気なようだ.ということは,餌になる虫がまだ確保できているということなのだろう.
今年の春は遅い.