キリガの類.オオハエトリ.ハネナガカバナミシャク.オオウスアオハマキ.

 朝,ガスが出た.春である.仕事は殺人的なのだが,夜の時間は何としても確保しなくては.


 19時出撃.曇っている.空気そのものが曇っている.雲が低い.やや涼しいが蛾日和.


 錦大沼公園,収穫なし.

アルテン温泉看板

 あああ.いつもの奴がいる.
ホソバキリガ? Anorthoa angustipennis
 前翅長18mm.ホソバキリガのように見えるが,わたしは現在「何を見てもホソバキリガに見える病」である.しかも重症である.あぶないので保留.「キリガの類」である.
 分からないついでにもう1枚.
ホソバキリガ? Anorthoa angustipennis
 前脚を上げている.しかも脚がバッテンである.蛾のとまり方はよく判らん.

 今年もこの看板にはオオハエトリが住み着く.
オオハエトリ
 撮影を嫌がってゆっくりと左手の看板の隙間に逃げ込む.寒いので速くは動けないようだ.

 カバナミシャクの類.
カバナミシャクの類
 前翅長15mm.昨日と同種.
カバナミシャクの類
 前翅長14mm.別種だと思っていたが,今こうやって見るとどんどん同じに見えてくる.
 カバナミシャクについては昨年の12月19日に何かまとめている.見返したが,我ながら参考にならなかった.
 ※蛾LOVEさんからご教示.感謝.ハネナガカバナミシャクである.図鑑の見落としというよりも負け犬的思考の結果.

覚生川通り

 またハマキガ.春はハマキの季節でもあるようだ.
オオウスアオハマキ Acleris amurensis
 前翅長13mm.おそらくサイズ的にくオオウスアオハマキ
 さてウスアオ系については,4月8日のハマキをめぐって蛾LOVEさんからずいぶんご教示いただいた.ええと,隆起鱗が大切なんだな.あるある.でもフラッシュに飛んで上手く写らない.横から撮ってみる.
オオウスアオハマキ Acleris amurensis
 何かがあるのが分かる程度である.触角が変だとか,脚がこんなにくてくてでどうして止まってられるかとかはスルー.


 1時間ほどの撮り.いつの間にかガスの気配は消えて,星がわずかに見えていた.