アカハラゴマダラヒトリ.クロヤマアリ.アリヅカコオロギ.シロホシエダシャク.セブトエダシャク.リンゴドクガ.
そういえば今日明日はアルテンの温泉施設が休館である.
看板のチェックはできるが,敷地内に入っての駐車場での落ち蛾拾いができなくなる.春蛾の盛りなので,ちょっと痛い.
錦大沼公園駐車場
アカハラゴマダラヒトリ.前翅長16mm.
この個体はきちんと「ゴマダラ」しているが,時々黒点の少ないのがいて紛らわしい.新鮮な蛾なら翅の白さで区別がつくのだが.
もう1頭.別個体.
こちらは17mm.腹背の赤さがかいま見えている.
路灯の真下にアリの巣があって,明るいものだから夜でも働いている.見ていて心が痛むばかりか,落ち蛾を襲うのでじゃまですらある.
おそらくクロヤマアリだと思う.土木工事である.
その巣穴の辺りをダニのような小さな虫が歩いている.ファインダーをのぞくとダニではない.
これは一部で有名なアリヅカコオロギではなかろうか.サイズはアリの腹部より心持ち小さいくらい.後ろ向きなのが残念である.ピント合わせに苦しむうちに,アリの巣の中へと下りていってしまった.
巣穴のそばで発見(*゚Д゚).
これは初見蛾.灯火廻りも5年目なのでもう初見にはほとんど出会えない.久しぶりである.しかもなかなか上玉である.
シロホシエダシャク.前翅長20mm.調べて見ると,ヒョウモンエダやキシタエダと同属だが,全然似ていない.
アルテン温泉看板
●シタコバネナミシャク*2(16・15).どちらも赤紋.画像は割愛する.
○小型のハマキガ.スルー.
これはセブトエダシャク.
前翅長21mm.白いテントウムシが寄っていったが全く動じない.
ピカピカのリンゴドクガの♂.
19mm.中型以上のドクガ類はどれも印象的な姿を見せる.
属名の“Calliteara”についてかつてわたしは,「美しい+テアロス川」(08年01月13日記事参照)と解釈したが,Emmetは「由来は定かでない」としながらも「美しい+t(挿入音)+春」と考えている(p.190).どうだろう.わたしの解釈もありだと思うのだが.
カメラのフラッシュの調光がまだつかめない.忙しくてα-700はまだ修理に出せていない.