ナカジロキシタヨトウ。ホシボシヤガ。ウスムラサキヨトウ。アヤトガリバ。エゾカギバ。オオフタオビキヨトウ。チャイロナガカメムシ。カギシロスジアオシャク。シロマルモンヒメハマキ。モンスカシキノメイガ。ツマジロカラスヨトウ。ギンスジエダシャク。シロスジシャチホコ。ノコメセダカヨトウ。

 夏らしい日なのだけど,窓を開けると風が寒い。全くホカイドの夏である。
 20時過ぎ出撃。なんとガスまみれの霧雨だったりする。今年は一体どうなっているのか。

大沼公園駐車場

 スジコガネがおそらくピーク。路灯にバチバチとぶつかる音が響く。飛び回るブーンという音もする。もちろん足の踏み場もない。
スジコガネ
 うんざりうんざり。踏むなという方が無理である。

 コガネムシのはざまに蛾発見。
ナカジロキシタヨトウ Triphaenopsis postflava
 これは毎年の常連。ナカジロキシタヨトウ。16mm。「黄下」をさっぱり見せてくれない蛾でもある。
 別個体。
ナカジロキシタヨトウ Triphaenopsis postflava
 これも16mm。2つ飛び出しているのがご愛嬌である。

 ホシボシヤガ。15mm。
ホシボシヤガ Hermonassa arenosa
 9月以降に活躍する蛾なのだが,今頃に羽化して夏眠するらしい。適応上に意味があるとは思えないから,種としての過去を引きずっているのだろう。
 いずれにせよ,今時分の個体は擦れていなくて色も鮮やかである。

 こんな夜に限って蛾が充実している。嫌になるなあ。
ウスムラサキヨトウ Eucarta virgo
 ウスムラサキヨトウ。13mm。

 美麗種が続く。
アヤトガリバ Habrosyne pyritoides
 アヤトガリバ。17mm。もっと大きければなあ。

 斜めから撮ってステンレスの反射を逸らさないと,蛾が真っ黒に写る。
エゾカギバ Nordstromia grisearia
 エゾカギバ。14mm。

 キヨトウには事欠かない。
オオフタオビキヨトウ Mythimna grandis
 オオフタオビキヨトウ。21mm。
 フラッシュを当てるたびに口をもごもご動かす。

 ●クルマスズメ(41)。
 ●不明ヨトウ(24)。不明ヨトウ(20?)。不明ヨトウ(23)。3頭まとめてHP掲示板送り。(´・ω・`)/〜〜。

アルテン温泉看板

 当ブログは,甲虫よりもカメムシの方が優先順位が高い。
チャイロナガカメムシ
 チャイロナガカメムシ。この夜はかなり出てきていた。

 カギシロスジアオシャク
カギシロスジアオシャク Geometra dieckmanni
 25mm。褪せてくると,胸から頭の白さが目立ち出す。

 見慣れないハマキなので撮ってみる。
シロマルモンヒメハマキ Zeiraphera demutata
 シロマルモンヒメハマキ,らしい。8mm。

 昨夜と異なり,翅を開いた状態で。
モンスカシキノメイガ Pseudebulea fentoni
 モンスカシキノメイガ。15mm。後翅の線が手抜き。前翅で色を使いすぎたようだ。

 ●クビグロクチバ(27)割愛。
 ○ツトガとかツヅリガとかみんなみんなスルー。

馬場駐車場

 ツマジロカラスヨトウ
ツマジロカラスヨトウ Amphipyra schrenckii
 測定できず。横に映っているマグソコガネと比べて,って言っても無理だよね。

 ●おそらくシロフコヤガ,沢山。

 また美麗種キタ―――――ヽ(´ー`)ノ―――――!!!。
ギンスジエダシャク Chariaspilates formosaria
 ギンスジエダシャク。22mm。
 これが白っちゃけてペラペラだと,シダエダシャクになる。
ギンスジエダシャク Chariaspilates formosaria
 体も翅も厚みがある。なかなかマッチョである。

 シロスジシャチホコまでキタ。今夜は「当たり」である。
シロスジシャチホコ Nerice davidi
 22mm。「タテスジ」「ナカスジ」「シロスジ」で三羽烏

温泉駐車場

 ●サザナミスズメ(31)。
 ●シロシタかと思ったが,やっぱり擦れたオオケンモン(×)。

 もう出てきた。糖蜜の定番でもある。
ノコメセダカヨトウ Orthogonia sera
 ノコメセダカヨトウ。測定前逃走。前翅後縁部が白い。

 ○この夜,クルマスズメ若干,エゾシモフリスズメ数頭。