ムラサキトビケラ。シマカラスヨトウ。スゲドクガ。シロヒトリ。マルモンシロガ。チャイロナガカメムシ。ハガタキコケガ。ナシケンモン。ギンモンシマメイガ。モンキアカガネヨトウ。マダライラガ。ヒメゲンゴロウ。ウスギンツトガの類。ツガカレハ。ナカジロキシタヨトウ。ノコギリカミキリ。ツノアオカメムシ。シラホシコヤガ。オオシロオビアオシャク。オオアオバヤガ。ノンネマイマイ。
お盆休みの朝。天気はすこぶる良い。心身の調子は悪い。
何をやっているかというと,布団に腹ばいになって相変わらずドイツ語のプリントを読んでいる。格変化が頭に入っていないのですぐに何が何だか分からなくなる。
それでも,ムラサキシャチホコの「Uropyia属」の“pyia”が「Harpyia属」から取ってきたものだとは分かった。道理で,辞典で調べてもさっぱりだったわけである。
仕事がろくにできない状態なのに虫に行くというのは,あからさまにやましい気分なのだが,それすらやめてしまえば本当に壊れてしまうような気もする。
夜に入って,気温が急に下がってきた。今夜はガスがついていない。
錦大沼公園駐車場
ムラサキトビケラ。
前翅長34mm。大きなトビケラ。紫色をおびた後翅は確認できなかった。
シマカラスヨトウ。
20mm。昨年の秋の糖蜜に何回も訪れた蛾。今シーズン初物なので貼っておく。
白い蛾2題。
その1。
スゲドクガ。19mm。脚が黄色いが,「キアシドクガ」よりも一回り小さい。
その2。1とは大きさが全然違う。32mm。
シロヒトリ。翅脈が強いので地面で暴れた時に汚れてしまっている。大きい蛾の部類。
●サザナミスズメ(31)。クルマスズメ(38),そろそろ終わり?
●クビグロクチバ*2。
アルテン温泉看板(1)
カメムシが来ている。
チャイロナガカメムシ。7mmほど。この看板だけで6〜7頭は飛来していた。
○イネホソミドリカスミカメの類,撮らず。
模様がぼやぼやだが,ナシケンモン。
模様の個体差の大きい蛾だが,縦長で眼状紋ばかりがくっきりしていればまずナシケンモンを疑う。
この夜,もう1頭(18)。
●スジキリヨトウ(13)。この夜,このサイズの擦れたヨトウはすべてスジキリだった可能性が高い。
●ノンネマイマイ(27),後述。
馬場駐車場
どんどん割愛してしまう。後日に幾らでも機会があるだろう。
●シラクモアツバ(15)。サクラケンモン(14)。
●マエアカスカシノメイガ(15)。
●ベニスズメ。
●トビスジシャチホコ(24)。おそらくエグリシャチホコ(18)。
「虫我掲示板」でμさんから「ヒメゲン」と教えて貰う。
ヒメゲンゴロウ。13mm。この夜,コガネムシに混じって数頭を確認。池からは歩いて3〜5分程度の場所なのだが,最寄りの灯りということなのだろう。池には帰れるのだろうか。水がなくても死ぬことはないが,餌は取れない。
地面すれすれの悪いポジション。
ツガカレハ。35mm。♀だな。カレハガは無防備に大きいことがあって,2cm以内の蛾に慣れた目には驚かされる。
ナカジロキシタヨトウ。14mm。
この蛾は眼が黄色く反射する。ほとんどのヤガはオレンジ色になるし,マンレイツマキリアツバは緑色に写る。
ノコギリカミキリ。
この画像では分からないが,体もなんだが全体に柔らかそうで締まっているとはいえない。不人気も仕方ないのかなあ。
アルテン温泉看板(2)
(1)から40分後。この時期はわずかの時間に構成がすっかり変化してしまうことがある。
ツノアオカメムシ。
チャイロナガを捕食しているのではなく,たまたま遭遇しただけ。
それよりも左端の蛾が気になる。現場ではライトが気になって見落としていた。
シラホシコヤガ。7mm。
また検索エンジン対策です。HPにシラホシコヤガの記事があります。
●ムラサキエダシャク。
○テント屋根のコヤガ類スルー。
電柱を見上げて。
息を呑む。若者コトバで「やばい」という感じ。
オオアオバヤガだ。苫小牧ではイボタガの次くらいに素晴らしい蛾。(3番目はクロウスタビガ)。
脚立にのれば何とかなる高さ。脚立は車に常備してある。人目なんてはばかっていられない。人通りのある看板のすぐ横に脚立を立てての撮りとなった。
30mm。夜に虫を撮り始めた時にいきなり出会ったのがこの蛾で,それが夜回りにはまり込むきっかけになった。
緑色の蛾が珍しくないことを知った今でも,オオアオバヤガの美しさは抜きん出ていると思う。
温泉駐車場
これで画像が22枚に達した。そろそろ限界。というわけで残りは割愛。
●ヒトツメカギバ(27)。
●イボタケンモン(17),擦れ。
○カシワマイマイ♀*1,♂*3。
死骸3つ。これも割愛。後日に必ず貼ります。