ウトナイ湖の道の駅。

 ブログ再開後,虫なんぞは一頭たりとも撮ろうとせず,某蛾掲示板では糖蜜が話題になっているし,ただのあちこちのレポートに堕落しているのを,当人は結構気に病んでいたりするのである。そうでなくとも向精神薬なしでは日常生活が危険でさえある。
 というわけで,今回もたーーだの写真付き紀行文です。


 千歳に用事があって,というのも仕事に必要な本(クロスワードとか点つなぎとか迷路とか。何の仕事やら…)の仕込みなのだが,結局7千円ほど浪費してしまい,何せアルコール欲求を薬で抑制しているわたしにとっては医療費(薬代)と本代以外はほとんど金のかからない生活であって,というわけでその帰りにその途中にある例の「道の駅 ウトナイ湖」に寄ってみることにした。


 駐車場は凍り付いている。もちろん滑って転んで腰と頭を打つ。


 ウトナイ湖はハクチョウやカモの類が飛来する。もちろん観光客が餌付けをしたり「餌販売人」が跋扈したりする。これについてはid:suemeさんの09/05/10記事「エサ売り男とマナー婦人」に詳しい。
 suemeさんの記事の時点ではまだ「道の駅」はできていない。さてどーなっているか。
 カメラは持ってきていないので,同行人の携帯電話で撮ってもらう(以下,画像はすべて彼女による)。



 カモがうじゃうじゃと道にまで上がってきている。

 ハクチョウも見える。いつもの餌付けの光景に他ならない。
 公共施設での喫煙と野生動物への餌付けはもはや過去の遺物だと思っていたが,どうして過去はなかなかしぶとい。



 どう見ても禁止の看板だが,そのすぐ横で餌が堂々然と売られている。

 しかもよく買われている。

 立て札なんて誰も読まないのである。
 「エサをやらないでください」とでも一日中アナウンスしたらいいのではないだろうか。あるいは入山届けの簡易版みたいな感じで「わたしは鳥にエサをやりません」と一筆書くなり記帳するようにすれば。観光的にはマイナス要因だが,わたしは平気である。
 「最高の癒しだね〜」なんて観光客の話が耳に飛び込んでくる。吾已矣夫。


 暗澹たる気持ちで「道の駅」内部へ潜入。一銭たりとも金を落とすつもりはない。

 ちょうど,馬関係の展示会。不思議なデザインのオムライス。

 「秘水」とのこと。「聖水」を推奨。

 「アルパカに逢いたい」。わたしはあまり逢いたくない。

 あらゆるものが饅頭化する。「マイマイガ大発生饅頭」希望。

 野鳥の絵が焼き付けられているのか,野鳥の形に焼かれているのか,当該野鳥の身体組織の一部(羽毛とか肉とか糞とか)が混入しているのかは確かめなかった。わたしはそういう所で詰めが甘い。価格的に,丸ごと一羽使われているわけではおそらくないだろう。

 「ゆのみ もしくは ペン立て」。わざわざ傍流の使用法を指定するのは,きっと「ペン立て」として使用して欲しいのだと推測される。



 立て看。
 せっかくだから「トイレ側玄関」を確認しておこう。

 男性用トイレ。暖房が効きすぎらしい。ドアが開けっ放し。障害者配慮ではないと思う。
 のぞき込むと何か貼ってある。寄って撮り。

 併設レストランのメニューである。どうしてトイレの中に。
 人々は,トイレにおいてしばしば食欲が亢進したり,何を食べようかを決定するものらしい。


 道の駅の夜間照明には関心大なのだけど,でも自宅から20km以上あってねえ。