札幌出張。

 札幌へ出張。今回も非推奨なのはいうまでもない。虫が出てくるまでのシンボー。


 今日は行政の世界。道の厚労関係の人の話。高校生をいかに上手く就職させるかというテーマ。

  • 生活保護世帯は累代化していて,「3世代目」が出てきている。そのような家庭では,しばしば就労していない親の元にいるため,子供も就職に対する意識が低いケースがある。
  • いわゆる「仕分け事業」は若年者雇用対策にも及んでいて,今回,「高校生に対する職業観の形成・就労への意識付け」(職業に関する講演・体験会の実施やキャリアカウンセリング講師派遣事業等)の予算がバッサリ逝ったそうである。
  • 厚労部門のなすべきことは「求人開拓や職業訓練」であって,「意識付け」は教育現場や地域のなすべきことであるとの仕分け見解。

 そんなこと言われたって,高校生を金づるや安価な労働力としか見なしていない社会において,TVやケータイから得られる類の就業イメージしか持っていない連中を,「自分の現実としての就職」に向かわせるのがどんなに大変なことか。
 文科がやらせようとするのはこんなことである。人間観が(ry。


 完了後,「北海道の良心」南陽堂へ。
 『小蛾類の生物学』,『虫こぶ入門』購入。保育社の「蛾類図鑑」の初版はみつからなかった。


 札幌土産代わりに「ポテトチップチョコレート」購入。

 日陰でしもげたワラジムシのように見える。
 他所のブログでは結構賞められているが,そうは思えない。ポテチと合わせるためか,チョコがドロドロとくどい。