ブトボソさんから蛾メール。他。

 雨です。出撃は (つ∀-)オヤスミー 。


 「カラス」の札カラス研代表ブトボソさんから突然メール。とんでもない画像が添付されている。
シンジュサン
シンジュサン
 家でシンジュサンが羽化したという。すごいものだなあ。
 わたしはまだ未見。苫小牧にはほとんどいないと思う。
 学名は Samia cynthia。属名はおそらく海神オーケアノスの孫娘でサモス島の王アンカイオスの妻の名から。種小名はアルテミス女神が生まれたとされるデロス島の山の名称。古い蛾は豪華すぎてかえってわかりにくい。


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 おそらく現在最もコメントの活発な科学系ブログの一つ「kikulog」で知ったネタ。
 「口蹄疫に便乗する人たち」。
 常識で少し考えて「ヘンテコ」なものは遠ざけるのが当然だろうと思う。EMにしてもホメオパシーにしてもカイロプラティックにしても,「一つの成功体験」をすべての分野に普遍的なものとみなす「超統一原理化」にその特徴がありそうだ。もともと土壌改良微生物として開発されたものが,どうしてガンに効くようになるのか一般人には「普通」分からないぞ。
 人間の知の働きには普遍化の欲望があるとしか思われない。(わたしはアドホックとブリコラージュが基本的な思考態度であったりするのだけど。やっぱりアカデミズム向きじゃないな。ニセ科学にも向いてないけど)。


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 JAXAのサイト「はやぶさ、地球へ! 帰還カウントダウン」の「関係者からのメッセージ」が大変な勢いを見せている。どうやら広報担当者は6月13日までに各分野のメインスタッフ全員に何かを語らせるつもりらしい。
 プロジェクトマネージャー,カメラ担当,データ処理,カプセル回収…,様々な役割を担った人々の結集によって一つのプロジェクトが実現されているのがよく分かる。
 なるほどね。でもよく分からない。そもそもわたしは「協力して何かを達成する」という発想が乏しい。「本当に大切なこと」が何かあるなら,それは一人の手によって成し遂げられなければならないような気がする*1
 でもそれは「ロゴスに訊け」とかそういう文脈におかれるべきなのだろう。それならば自分の魂の中に自分一人で竿を下ろしていく作業だから。

*1:できなかったことは来世に引き継げばいい。