遠足その2。ヤマメイガの類。ヒトリガ。アカネシャチホコ。ハネモンリンガ。ヒナシャチホコ。オオクワゴモドキ。オオハガタナミシャク。ウスジロエダシャク。リンゴツノエダシャク。ウスバミスジエダシャク。シロアヤヒメノメイガ。テンスジツトガ。スズキシャチホコ。

 思ったよりも蛾を数多く撮っていたので,半翅は次回に回します。
 それにしても,わたしはどうして仕事が続いているんだろう。職場はどうしてわたしに仕事を続けさせているのだろう。

 ヤマメイガなのは分かるのだけど。これは確かサクラの樹の股のところ。
ヤマメイガの類 Scopariinae
 8mm。ヤマメイガを無理に同定するほど野暮じゃないつもり。

 ヒトリガの幼虫。いわゆる「クマケムシ」。
ヒトリガ Arctia caja
 ヨモギの葉に2頭。ギシギシに3頭。道路横断中1頭。

 おそらくアカネシャチホコ。26mm。
アカネシャチホコ Peridea lativitta
 後翅を見れば「イシダ」との区別はもっと明確になる。でも翅を開かないものは仕方ない。大丈夫とは思うのだが。
 この画像は拙HP(http://yyzz2.sakura.ne.jp/name/Notodontidae/Peridea.html)に追加。


 昼に蛾を撮ることなんか年に数回しかない。リングフラッシュがかえって仇になって陰影が完全に飛んでしまっている。とはいえ,絞りを開いて光を取り込むつもりは全然ない。

 こんな感じに巻いたお菓子があったような。
ハネモンリンガ Kerala decipiens
 ハネモンリンガの新鮮な個体。17mm。擦れてくると苔色があせてしまう。

 ヒナシャチホコ
ヒナシャチホコ Micromelalopha troglodyta
 14mm。

 オオクワゴモドキ
オオクワゴモドキ Oberthueria falcigera
 ポジションが悪くて測定できず。メジャーではないが毎年必ず姿を見せる蛾。

 オオクワゴモドキのすぐ横。オオハガタナミシャク。16mm。
オオハガタナミシャク Ecliptopera umbrosaria
 もっアンダーに補正をかけてもいいのだけども,今度は瞳がわかりにくくなる。

 地味エダシャク*2。


 16mm。
ウスジロエダシャク Ectropis obliqua
 おそらくウスジロエダシャク


 23mm。
ウスバミスジエダシャク Hypomecis punctinalis
 おそらくウスバミスジエダシャク
 学名いじりを始めてから「おそらく」と書くことにためらいがなくなった。

 丸っこいので悩む。おそらく……リンゴツノエダシャク
リンゴツノエダシャク Phthonosema tendinosarium
 23mm。「クロクモ」じゃないと思うのだけれども。

 シロアヤヒメノメイガ
シロアヤヒメノメイガ Diasemia reticularis
 芝生に幾らでもいる。てっきりイネ科を食草としているものだと考えていたが,違うらしい。
 ところで過去記事のアヤヒメノメイガの確認をしければならないなあ。

 ツトガ類は遅れている模様。数が少ない。
テンスジツトガ Chrysoteuchia distinctella
 テンスジツトガ。12mm。

 昼下がりの電柱。
スズキシャチホコ Pheosiopsis cinerea
 スズキシャチホコ。いろいろあって測定できず。


 どうやらリンゴツノが困ったことになっている模様。少なくとも,「09-07-06記事」の画像はウスイロオオエダシャクでしかない。訂正。


 次回の更新は半翅やその他の連中,および死骸です。この下に更新します。
 そういえばチョウは全然見かけなかったなあ。