7月18日(1)。ハスオビヒメアツバ。マガリミジンアツバ。チビクロアツバ。フタスジアツバ。アトキハマキ。ギンヨスジハマキ。シロモンコヤガ。キモンコヤガ。クロミャクホソバ。

 というわけで,仕事に差し支えるほどヒローコンパイしています。というわけでえ。小出しです。じわじわ更新していく予定。


 小さめの蛾から行きます。
 ミジンアツバ2種。ウスタビガやシンジュサンは未見だが,ミジンアツバやらキノコヨトウとかには妙に縁がある。そういう生き方もあるのだと思う。

 ハスオビヒメアツバ
ハスオビヒメアツバ Schrankia separatalis
 6mm。


 マガリミジンアツバ
マガリミジンアツバ Hypenodes curvilineus
 6mm。


 どうにも完全に周辺感120%である。属名“Hypenodes”は「Hypena(アツバ)に似たもの」。


 その他のアツバ。

 初見蛾。チビクロアツバ。10mm。
チビクロアツバ Chibidokuga hypenodes
 どう見てもヤガなのだが,かつてはチビドクガの名で「ドクガ科」に分類されていたという。おかげで学名は“Chibidokuga hypenodes”。「チビドクガ アツバっぽい」。


 これはメジャーかな。フタスジアツバ
フタスジアツバ Bertula bistrigata
 灯火下の収拾しかない状況ではよく目立つ。


 ハマキ2種。

 アトキハマキ
アトキハマキ Archips audax
 変異がひどい種なのだが,これはアトキ模様の典型的なものの一つ。なかなか美しいではないか。


 初見。まだまだ初見蛾には事欠かない。ギンヨスジハマキ
ギンヨスジハマキ Acleris leechi
 5mm。焼きむらのできたパンケーキのような風情。


 コヤガ2種。

 シロモンコヤガ
シロモンコヤガ Erastroides fentoni
 あまり心に響く和名ではない。


 キモンコヤガ。10mm。
キモンコヤガ Koyaga numisma
 学名は“Koyaga numisma”。まあ,コヤガだわな。そうには違いない。学名というのはもっと世界的な視野があってもいいと思うのだが。種小名は「硬貨,コイン」。
 この夜,もう1頭(10)。


 その他。

 クロミャクホソバ。この夜都合3頭(×・13・×)。
クロミャクホソバ Pelosia ramosula
 いることはいるのだけれども,まとめて見るのは珍しい蛾。
 こういう小さくて個性があって同定のやさしい蛾は非常に好きである。

 ・ゴマダラベニコケガ(14)。おそらくスジモンヒトリ(×)。