「みちのく会@山形」非緊急レポ(8)。翌朝。

(承前。過去記事は「検索:「みちのく会@山形」非緊急レポ」で)


地震によって多くの存在形式が失われて1ヶ月が過ぎた。中有を49日間とするならば,まだ次の生命には至っていないのだろう。新たに生じてくるであろう生命と,(わたしも含めた)生き残ってしまった存在者の,それらの生が可能な限り善い,恵まれたものでありますように。


 話が飛んでしまっているけれども2月27日(日)。
 前夜の《オークション会場》兼《2次会場》兼《幹事部屋》が最もロビー寄りの部屋。《ホカイド勢》は反対側の突き当たりの部屋。そういう分布なのである。
 6時半に目が覚める。同室の邪魔にならないよう散策に出発する。


 もたもたしていて部屋に戻れずに閉め出されたらしい。

 廊下で夜明かしも,たまになら悪くないかもしれない。笹カマだし。


 なんだか外はガラス越しにやたらに寒そう。


 いくら寒そうでも,内地で2月どん詰まりなのだから,探せば虫ぐらいはすぐに見つかるだろうと考える。
 窓ガラスにチョウバエ 発見(*゚Д゚) 。
チョウバエの類
 山形みやげとしては今ひとつのような。
 正面をくぐって戸外へ。


 トマコマイよりも寒いんじゃなかろうか。川が近いからユスリカとか期待したのだが,気配すらない。


 壁に昆虫質らしき何か。
蛹殻?


 駐車場にボールペンの死骸。


 膜翅のものらしき死骸。
双翅死骸


 切り出された雪面に垂直にアシナガグモの類。
アシナガグモの類
 探索終了。寒いばかりでコストパフォーマンスが悪すぎである。



 ガチャガチャはつまらないものばかり。



 頭用。


 同室と合流して朝食。

 ではなく,フツーのバイキング。その方がわたしには好ましい。


※幹事のかぶとえびさんからの3月25日付メールによれば,「このクアハウスには保線区作業員が寝泊まりし、隣の体育館には福島からの50人ほどが避難してきてる」とのこと。それから更に2週間。きっとまだ平常には戻っていないだろう。この世は痛みのある夢。そうとでも考えなければやってられないだろうさ。


(この項続く)