アトジロエダシャク。シタコバネナミシャク。フトフタオビナミシャク。ゴミムシダマシの類。ルリモンエダシャク。マダラコバネナミシャク。ヒメカレハ。オオクロオビナミシャク。

 20時をまわって気温は11℃。オオジシギのさえずりがしきりに聞こえる。シーズン初めてのカエルの声。まだ数頭のようだ。


 車から降りるといきなりアトジロエダシャクが翅を立てて落ちている。
アトジロエダシャク Pachyligia dolosa
 銀色に見えるのは駐車場のライン。測定せず。
 アトジロエダシャクはこの夜もう2頭。うち1頭は21mm。


<温泉看板>

 シタコバネナミシャク。15mm。
シタコバネナミシャク Trichopteryx hemana
 アルテン界隈では赤点にならない個体の方が多い。

 ・ウスバキエダシャク(17mm)。ナカモンキナミシャク(12mm)。どちらもスレ気味。

 こいつらが出てきた。春の難所の Ectropis 属。
フトフタオビエダシャク  crepuscularia
 おそらくフトフタオビエダシャク。20mm。
 針葉樹喰いの「スギノキエダ」はまだ北海道での報告がない模様。でも絶対いるなあ。カラマツが沢山生えているし。
 『標準図鑑』で「全体的に暗褐色の個体は本種である可能性が高い」(p.162)と言われても,どうせ道産種は色が薄いに決まっているのである。
 この夜もう1頭。21mm。

 常連のマダラコバネナミシャク。17mm。
 スルーしようかとも思ったが,とりあえずポジションがいいので寄ってみる。
マダラコバネナミシャク Trichopteryx ussurica
 瞳を写したかったので光量を上げる。やっぱり白トビする。
マダラコバネナミシャク Trichopteryx ussurica
 こういう画像も飽きてきたなあ。
 マダラコバネナミシャクは今年も多い。この夜もあちこちに。


<馬場駐車場>
 ・おそらくホソバキリガ(19mm)。カギモンヤガ(19mm)。

 甲虫が路灯に照らされた道を歩いている。
ゴミムシダマシの類 Gonocephalum sp
 9mmほど。これには過去に何度も出会っている。ゴミムシダマシの仲間。

 ルリモンエダシャクが出てきている。20mm。
ルリモンエダシャク Cleora insolita
 春の第3集団の蛾。はやくも苫小牧の春は後半に入ってくるらしい。


<キャンプ場ゲート>

 ヒメカレハ。23mm。
ヒメカレハ Phyllodesma japonicus
 これもシーズン初。ルリモンエダ同様に春後半の蛾。

 ・ウスベニスジナミシャク(17mm)もまだ頑張っている。この夜もう1頭(13mm)。やたらに小さい個体がときどきいる。


<温泉駐車場>
 ・ウスバキエダシャク数頭。うち1頭は17mm。
 ・トビモンオオエダシャク(26mm)。

 これもシーズン初物の春後半の蛾。
オオクロオビナミシャク. Praethera praefecta
 オオクロオビナミシャク。18mm。
オオクロオビナミシャク. Praethera praefecta
 こんなのも以前撮ったような。年々歳々。


 くたびれたので(あるいは気力がないので)錦大沼公園はパス。