ヒシバッタの類。ハナアブの類。フンバエの類。

 さてボランティアが仕事の一部である。ボランティアをやる生徒の引率業。ああ。


 こんなことがあった。

 朝の5時半バス集合。移動のバスでは寝てしまう。天気は小雨がち。
 走者はすずしい方がいいのだろうけど,立ち番には寒い1日になりそう。

 朝の7時に昼の弁当が早くも配布される。

 これも配布される上っ張り。この黄色いのを着て,道路際に立つ。

 テーブルの塩のビン。


 関門係の出番は遅い。1時間も2時間も待ち時間がある。
 それなのにどうして5時半集合なのだろう。
 それにしてもとんでもなく寒い。


 うろうろして虫探し。首からぶら下げたカメラは人間を撮るためのものではない。
 ・普通のハエ。

 ツツジの植え込みが続いている。市内よりも開花が遅れている。
 さあ Danse Macabre。
ツツジ1
ツツジ2
ツツジ3
ツツジ
ツツジ6
ツツジ7
ツツジ8


おまけ。
死骸


 10時をまわって空はすっかり晴れた。風は冷たいまま。寒い。やってられないのだが。
 それでも陽が差すと虫が動き出す。

 ヒシバッタの類。
ヒシバッタの類 Tetrix sp
 越冬するのだと思う。

 ハナアブの類。
ハナアブの類
 しっかり開花してから望むべきである。これでは蜜は飲めないだろう。

 一番多いのがフンバエの類である。タンポポにはフンバエ:ハナアブ:ハエ=8:1:1ぐらいの割合。
フンバエの類 Scathophagidae
フンバエの類 Scathophagidae
 蜜を吸っているのも,特に何もしていないのもいる。


 フンバエ撮りに飽きた頃合い,ダンゴになった奴を見つけた。
 あれれ,捕食だ。
フンバエの類 Scathophagidae
 フンバエが捕食性なのは知っていたが,見たのは初めて。
フンバエの類 Scathophagidae
 相手の口から首のあたりにかけて,しきりに口吻を動かしている。第1感は吐きだした蜜を奪っているというもの。
フンバエの類 Scathophagidae
 吸う場所をどんどん変える。
フンバエの類 Scathophagidae
フンバエの類 Scathophagidae
 太い脚が役に立っている。

 他のフンバエも,見ていると小バエに飛びつく行動をとっている。ことごとく逃げられているので,腕のよいハンターとはとうてい言えないようだ。


 ボランティアはどうなったかというと,もうどうでもよくなっていた。目の前を走っていく人を見送るだけだし。
 結局,芯まで冷えた。疲れて夜は休み。