ナカモンキナミシャク。ニッコウエダシャク。アオヤマキリガ。ハムシの類。ウスバキエダシャク。ネグロケンモン。アカバキリガ。

 北海道そのものが雨っぽい天気の続いているらしい。ましてや「春は薄ら寒い」苫小牧などたまったものではなく,不調な日々ばかりである。


 天気は悪いが陽はずいぶん長くなった。20時半出撃。


<アルテン温泉看板>
 蛾影は薄い。

 ナカモンキナミシャク。16mm。
ナカモンキナミシャク Idiotephria evanescens
 鱗粉がほとんどスレている。この蛾はこういうスレ個体が目立つ。
 枯葉の下に潜り込む越冬春キリガの多くはあまりスレていないのを考えれば,ナカモンキナミはとりわけスレやすい翅質なのかもしれない。コスト節約の一種かもしれない。

 スレではなく,単にぼろぼろ。
ニッコウエダシャク Lassaba nikkonis
 ニッコウエダシャク。22mm。

 ・コナガ,露出失敗。「北海道病害虫防除所」の5月17日発表では,今年のコナガ発生は平年並み。


<馬場駐車場>
 落ち蛾。

 ナカモンキナミシャク。もはや測らない。
ナカモンキナミシャク Idiotephria evanescens
 これもスレ。

 看板の上隅。アオヤマキリガ
アオヤマキリガ Orthosia aoyamensis
 スレていない。やっぱりナカモンキナミがどうしているのである。

 甲虫。7mm。
ハムシの類
 ハンノキハムシ?


<覚生川通り>
 いよいよナカモンキナミとウスバキエダだらけ。
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia & ナカモンキナミシャク Idiotephria evanescens
 落ち蛾を拾う元気が起きない。

 我慢してウスバキエダシャク。18mm。
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia
 毎回毎回,同じ種の蛾の同じような画像が続く。かなり精神的にこたえたりする。
 この夜沢山。たまたま撮ったもう1頭は17mm。


<温泉駐車場>
 ここでもナカモンキナミとウスバキエダはスルー。
 ところで,苫小牧には「モンキキナミ」は分布していないのではなかろうか。見事にナカモンキナミばかりである。

 ネグロケンモン
ネグロケンモン Colocasia jezoensis
 この夜もう1頭。模様の個体差があるように思ったが,よくよく見るとほとんど同じだった。

 不明ヤガ。21mm。
不明ヤガ
 ヒメハマキ模様が出ている?


 コンビニでアカバキリガ。
アカバキリガ Orthosia carnipennis