ヤマメイガの類。コナガ。エゾハルゼミ。トビスジシャチホコ。オナガミズアオ。ハネナガブドウスズメ。ヒサゴスズメ。オオクワゴモドキ。アカハラゴマダラヒトリ。ベニスジヒメシャク。ユミモンシャチホコ。

 糖蜜。シーズンが合わないのだが,それはそれで何か来るかもしれない。小型の妙なヤガが来れば面白い。
 というわけで,19時半頃に塗布。時間つぶしにアルテンへ。


<温泉看板>

 ヤマメイガの類。9mm。
ヤマメイガの類 Scopariinae
 これは同定しない。危ない。

 コナガが多い。

 いつものポーズ。
コナガ Plutella xylostella
 とにかく沢山いる。北海道では原則冬を越せないので,折からの南風に乗ってやってきたものなのだろうか。「北海道病害虫防除所」では「平成23年度予察情報第 7号 注意報第3号(あぶらな科野菜のコナガ)」を出していて多発の恐れとのこと。
コナガ Plutella xylostella2
 看板だけで7頭以上。

 コヤガに逃げられる。


<馬場駐車場>
 灯火の周りに虫が舞っている。トビケラがほとんどのように思われる。

 落ちゼミ。
エゾハルゼミ. Terpnosia nigricosta
 エゾハルゼミ


 というわけで,錦大沼の糖蜜の成果を見に移動。


<錦大沼公園
 完全にハズレ。虫的なものは1頭も来ていません。
カタツムリの類
 カタツムリだけ。
 とりあえず分かったのは,SIGMAのフラッシュは糖蜜時にはガイド光が弱すぎること。


<錦大沼公園駐車場>
 蛾が沢山いる。「糖蜜」なんて余計なことを考えなければ,今夜は絶好の蛾日和りだったのかもしれないが手遅れである。

 トビスジシャチホコ。走っていたので測定せず。
トビスジシャチホコ Notodonta stigmatica
 この夜,もう1頭。

 オナガミズアオ。56mm。
オナガミズアオ Actias gnoma
 錦大沼公園の奥の方はエゾハンノキの林のなっているそうである。他の地域よりもオナガ度が高いのじゃなかろうか。

 今夜もハネナガブドウスズメ。47mm。
ハネナガブドウスズメ Acosmeryx naga
 あまりピンを頑張っていない。何だろうなあ。色があまり好きじゃないのかな。
 この夜,もう1頭。

 初ヒサゴスズメ。31mm。
ヒサゴスズメ Mimas christophi
 ハネナガブドウばかり見慣れているので,いかにも小さい。

 オオクワゴモドキ。これも走っていて測定せず。
オオクワゴモドキ Oberthueria falcigera
 まあ2cmちょっとと思っておけば大ハズレはないだろう。

 いよいよ出てきたゴマダラヒトリ。
アカハラゴマダラヒトリ Spilosoma punctarium
 おそらく,アカハラゴマダラヒトリ。20mm。もはや,いじめたりめくったりして確かめる気力がない。キハラを見たことがないし,カクモンは色合いが違う。

 シーズン初が陸続と現れる。
ベニスジヒメシャク Timandra recompta
 ベニスジヒメシャク。ノギス測定中に逃走。測定に成功していれば17mm。

 目視でトビマダラかと思ったが,やっぱり違った。もう目はダメダメである。
ユミモンシャチホコ Ellida arcuata
 ユミモンシャチホコ。23mm。

 ・アオバシャチホコ*2。撮らず。糖蜜の気落ちが甚だしかったからである。嘘。疲れがきていたからである。もはや路灯廻りは体力勝負でしかない。
 ・ヒメカレハ*1。撮らず。


 今夜の死骸。
エゾハルゼミ死骸