トビネオオエダシャク。

 朝,コンビニに寄ると蛾が残っている。
 セダカシャチホコ,モンシロツマキリエダシャク,分からないエダシャク。


 結局,体調不良。昼過ぎまでにどうしてもやらなければならない事柄のみ片付けて,早退。
 体に疲れがたまり始めている。「余分に活動しない」ことを心がけないと,そのうち弁証法的に精神にくる。


 気になっていたコンビニを確認。
 落ち蛾だったセダカは撤去済み。
 モンシロツマキリエダシャク残留。紋のはっきりした上玉。
 もう1頭の方。コントラストがないのでわたしの腕では限界。
トビネオオエダシャク Phthonosema invenustarium
 トビネオオエダシャク。22mm。確認したら初見ではなかった。


 学名は Phthonosema invenustarium。19世紀物件なので,例によって命名者は何のヒントも残していない。
 属名:ぷとのせーま。phthnos(ねたみ,敵意)+ sêma(印,墓)。そのココロは不詳。珍しく中性名詞だったりする。。蛾の名前のほとんどは女。
 種小名:いんうぇぬすたりうむ。invenustus(優美ではない,美しくない)+ -arius(性質を表す接尾辞。リンネは櫛歯のシャクガにこの語尾を与えている)。
 どちらもあまりカンバシクナイ名称である。学名にはしばしば「醜い」「不吉な」といった表現が平気で用いられる。命名者にはそう感じられたのだから仕方ないのかもしれないが,日本人の命名感覚との差は結構ある。


 朝に見落としていたもう1頭。
トビネオオエダシャク Phthonosema invenustarium