「みちのく会@秋田」私的レポ(6)。2月26日夕方から夜。蛾屋たちの宴。

 「みちのく会@秋田」私的レポの過去記事については,こちらリンクから( ゚д゚)ノθ ドゾー

 ダラダラと小出しに続いている当レポ。バタバタしていて,ネットに向かえなかったり頭に何も浮かばなかったり目がかすんだりあれやこれやに振り回されたりしているのであります。まだ続くからね。
 今回も分別盛りの50才の人間が書いているとは思えない愚文なので,心ある人は読まないように。


(承前)


 休憩の後,これも因習の記念撮影。
 人間なんて醜いものを撮っても仕方ないように思うのだけど,そこが因習の因習たる所以らしい。
 3日後にはさっそく集合写真画像が送られてきた。ネットは早くて安上がりである。
 さっそく,かすむ目を皿のようにして「手が一本多い」「血だらけの落ち武者の影がかぶさっている」「ここにも顔がありますね」「オーブ」「UFOが小さく」などを懸命に探した(実際はそんなことに命を懸けるべきではない)のだが,収穫ゼロ。つまらないなあ。参加者の霊的レベルが低いらしい。苦言を呈しておく。
 この非霊的な集合写真を当ブログでもろ顔出しというのも個人情報保護的にアレだし,いちいち目線をいれるのも面倒なので,一部のみ掲載。著作権はみちのく会秋田県幹事団にあります。

 願わくは賢明なる読者諸氏のみなさんにおかれては,「部分は全体を包括する」とまでいかなくとも,「一を聞いて十を知る」気概をもって画像をご覧ください。
 とはいっても難しいので下は初級者向け。


 さて,宴が始まる。どういう開宴の挨拶が行われたか一つも覚えていない。
 ああ,料理の画像はブログの常道とはいえ,やっぱり邪悪なものが並んでいる。

 体に悪そう。かつて中性脂肪値2千3百をたたき出したわたしはこんなものを食べればたちまち死ぬだろう。

 甲殻類の気配が濃厚。一応箸で2回ぐらいつついてアウト。

 下等生物の内容物および表皮とおぼしい。気分はゴケミドロである。

 ジャイナ教徒になりたくなる一瞬。こんなものは悪しきカルマの源でしかない。


 仕方なく,盛りつけられている非加熱の魚肉片を,こういうお膳にありがちな小鍋で煮て食べる。ノンオイルのツナ缶と同じ味がする。
 調理師の方,ごめんなさい。


 人々は料理よりもアルコールにより一層手が伸びている。しかも恐ろしいことに彼らの脳細胞はことごとく蛾に向けて活性化している。MRIをかければ真っ赤に違いない。


 食べられるものはないし,しかも向精神薬服用につき断酒歴2年半継続中でボーゼンとしているわたしに人々が気を遣って声をかけてくれる。

 ハンドルの“yyzz2”の由来は?

 単にアカウントの先取権の問題です。

 ブログ読んでるぞ。

 ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル コレカラハ モット マジメニカキマス ゴメンナサイゴメンナサイ

 HPの学名のコーナーを頑張るように。

 ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ...


 弱い稲穂は実らずとも頭を垂れるのである。


 その他。

 フユシャクがやや一段落して,人々は今や糖蜜ブームの季節であるらしい。ある人はキリガ屋への転向宣言を行った。春キリ以外は認めないという。糖蜜スプレー中にフユシャク♀が蜜におぼれていても心が動かないという。

 深いところまで行ける人とそうでない人とは,エネルギーやヴァイタリティーで決定的な差があるように思う。
 わたしは,糖蜜はやるのだけれども,続けていくとだんだんしんどくなってきて,たいていシーズンが終了前に嫌になってやらなくなる。
 蛾を集めることへの違和感が強くあるらしい。灯火廻りは自分が手を汚す訳ではないので平気。

 ・糖蜜を作るとき,ビールに白砂糖をぶち込んでかき回すと泡がひどい。
 ・桃ジュースが便利でいい。
 ・リンゴを擦って……etc.

 黒砂糖を煮るなんてのはもはや古典芸能の世界らしい。

 ・かつてガードレールにスプレーしたら,ものすごく集まったことがあった。
 ・樹幹よりも,葉にスプレーした方が蛾は確実に多く集まる。

 北海道ではまだ葉っぱが開いてません… (TдT)

 図鑑ではホソバなどに「コケを食べる」とあるが,極めて乱暴な表現であって,セン(スギゴケの類)・タイ(ゼニゴケの類)の他に「地衣」が含められている。

 樹幹なんかにくっついているのは「地衣類」であって,あれはコケじゃないのである。


 他にもメモが残っているのだけど,何が書いてあるのか自分でも分かりません。


 というわけで,食い散らかされたお膳の前でいつまでも酔っぱらわせて蛾の話を半永久的に続けさせておく訳にもいかないらしく,お開きの時間が来る。
 部屋に戻ったわたしが,カメラバックに事前に隠されていたコンビニオニギリ2つをむさぼったのはいうまでもない。


(この続く。次回は因習のオークションです)