「みちのく会@秋田」私的レポ(8)。2月26日夜。オークション後半戦。

 「みちのく会@秋田」私的レポの過去記事については,こちらリンクから( ゚д゚)ノ# ドゾー


(承前)


 オークションは始まったばかり。でもわたしは写真が上手く撮れないのでいじけている。


 「はい,箱付きドイツの蛾!」と競り人(@酔っている)。「詰め合わせ。うーん,向こうではこういう焼き鶏がはやっているんだ。箱だけでも千円はするよ!」。

 ? 「焼き鶏」?

 ああ,なるほど。毒壜に突っ込んだ奴をそのまま重ねて串刺しにしたんだ。

 なんだかなあ。大体,ラベルがないし。ひどいと思うんだけど。落札価格不明。


 こちらは題して「みちのくで少なそうなアツバ」。

 千円落札。

 やっぱりこうじゃなくちゃあ。せっかく命あるものを採ったのだからきちんとしないと。


 中国系のカトカラの小分けがどんどん出てくる。
 
 

 カトカラは人気のあるジャンルで,地域調査などの時には蝶屋さんも欲しがるという。 確かに夜,明かりに照らされた姿は見栄えが素晴らしく,他の蛾とは一線を画しているといえるだろう。好みの問題だけどね。
 これらは大体2千円プラスマイナス。


 ムラマツカノコ。

 小さいけれど美しい蛾。落札価格不明。


 オオヤママイマイ。千円落札。

 左上はナシの芯。右端は柿ピーの小袋。


 ミクロが楽しい。クロスジキヒロズコガ。

 いい蛾だなあ。わたしには同定できないけど。


 本の出品も恒例。日本酒が基本である。

 『ボルネオの蛾』の科別モノグラム
 バラバラに売られていくのはもったいない。


 多くの蛾が出品されたがメモが追いつかない。
 その他。(リンク先はすべて「みんな蛾」)

 etc. ………


 番外。そういえば昨年は微針やフィルムケースが出ていたなあ。

 粉ナフタレン。粉末は現在ではなかなか手に入らないとのこと。
 その他,「にかわ」は買い手が付かなかった模様。さすがにオールドスタイル過ぎ。


 「にかわ」を除いて売り尽くした後,標本を囲んでの情報交換および歓談および公開同定および「ミクロ分科会」が始まる。
 ある意味,これが最も中身が濃いのだが,これはいつまでも終わらない。yyzz2は夜行で来て夜行で帰って,すぐに翌日の期末考査の問題を作らねばならないのである。というわけで,夜中の3時までつきあっていると,蛾の勉強にはなるが体がもたない。
 早めに抜け出し。睡眠導入剤を飲んで寝付く。おそらく一番乗り。


(この項続く)