「みちのく会@秋田」私的レポ(11)。2月28日朝。「話題提供」後半戦の1。

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(承前)


 無意味に垂れ流している本レポ,今回をいれてあと3回で終わらせます。
 ヽ(;▽;)ノ ドーセ ダメニンゲン デース


 さて,大興奮と熱狂乱舞のうちに「話題提供」は後半戦へ。一部の人々はその超自我が蛾になりつつも,それでもやっぱり帰りの飛行機の時間は気になるのであって,リミットは11時なのである。

 「ハガタウスキヨトウの幼虫記載とヤガ科ボーラー幼虫の簡易識別法」。
 渋いところがきた。わたしの蛾力では手に負えない連中である。ちなみに「ボーラー」というのは「穿孔性」。

  • 従来,ハガタウスキヨトウとキスジウスキヨトウとは同属(Archanara)とされていたが,報告者が1989年にヨシの茎から蛹を発見。ハガタの蛹は下向き,キスジのそれは上向きであって,同属なのはおかしいと考えていた。

  • 2005年,交尾器の比較によって, Archanara 属は「Lenisa」・「Arcanara」・「Capsula」の3属に分割。ハガタは Arcanara,キスジは Capsula と,別属になった。
  • 日本にはLenisa が分布しないので,蛹の向きで区別できる。A.は下向き(尾端の刺毛がフックになっていて引っかかる),C.は上向きである。


 ここから前日の「一人一話」の積み残し。



 クロモンチビヒメシャク。
 本州で2例目。半人工的な自然公園で採集されており,人が手を入れているところを好むのかもしれない。



 キュウシュウヒメシャク。
 説明はメモできていない。



 オイワケヒメシャク。
 伊豆諸島亜種に似ている。



 タナカヒメシャク。
 まだ♂が採れていない。



 Idaea の新種。
 ♂♀がそろった。

 そういえば Idaea にはベニヒメシャクもいたっけなあ。



 ヒメシャクやらキヨトウやら,「画像を前に図鑑を抱えて悪夢にうなされる」「鬼のような」蛾が続いた。そういう話がまだ続くのだろうか……。
 アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ


(この項続く)