セイヨウオオマルハナバチ。ウスベニスジナミシャク。ヒメカレハ。ヒラタマルハキバガの類。

 途中に路面温度の掲示板が幾つもあって,どれも10℃を超えている。とにかく寒いのはもう嫌。

瀬戸瀬無人

 JRにとっては歓迎される客ではないだろうが,特段被害を与えているつもりもない。「蛾の採れる駅」として一部の業界で評判になる程度である。
 オオジシギが複数羽いるようだ。

 跨線橋
ウスベニスジナミシャク Esakiopteryx volitans
 ウスベニスジナミシャク。12mm。
 この夜,他に2頭。12mm,11mm。

 フキの葉に蛾が落ちていないか探していると,耳元で羽音。ハチだ。
 電柱の高いところにとまる。
セイヨウオオマルハナバチ Bombus terrestris
 お尻が白いからセイヨウオオマルハナバチ。駆除対象の外来種である。生態系に対する影響は,人間による開発に比べればどうということはない。

 時間が進むと蛾が増えてくる。

 跨線橋の中にヒメカレハが現れる。
ヒメカレハ Phyllodesma japonicus
 17mm。苫小牧でも見慣れた蛾。
 別個体。
ヒメカレハ Phyllodesma japonicus
 16mm。
 この夜もう1頭。17mm。
 サイズ的にすべて♂だと思う。♀は20mmを超えてくる。サクラやヤナギ食い。

 そういえばサクラの小木があって,いじけた花が少し咲いている。

 一応,夜桜。

 ミクロ。
ヒラタマルハキバガの類 Agonopterix sp.
 ヒラタマルハキバガの類。アグノプテリクスである。10mm。
 図鑑を調べた限りではシロホシマルハキバガによく似ている。断定する自信はもとよりない。


 ここで21時。蛾的にはまだ早いのだが,もう疲れたのである。帰ろう。明日も忙しいのである。