カバナミシャクの類。ヒラタマルハキバガの類。ビロードツリアブ。セブトエダシャク。ヒゲマダラエダシャク。ミスジツマキリエダシャク。クロオビシロナナミシャク。コナガ。

 道路には必ずキツネがいる。面白いように轢かれている。1晩に1頭以上は大抵は轢かれている。

 そこそこ暖かい日。東の方から満月が上ってくる。
 

瀬戸瀬無人駅。

 もはや当ブログのメインと化したカバナミシャクの類
カバナミシャクの類 Eupithecia sp.
 12mm。

 これも瀬戸瀬名物のヒラタマルハキバガの類
ヒラタマルハキバガの類 Agonopterix sp.
 8mm。シロホシマルハキバガに見えるが保留する。

 今夜もオオジシギがよく鳴いている。畑そばのフェンスに止まるらしく,時々金属音が混ざる。
 
 跨線橋に。マルハナバチの死骸が踏まれることなくそのままになっている。

 初見。
ビロードツリアブ Bombylius major
 ビロードツリアブ。11mm。
 北杜夫『どくとるマンボウ昆虫記』で印象的に描かれた寄生アブ。これは眼が離れているから♀だろう。夜のショットはネットでは第1号ではなかろうか。本来なら春の陽光の下で出会うべき虫だと思う。でもわたしは夜専だし。

 ・電柱の高所に分からないシャクガ

 跨線橋では裏からのケースが多い。
セブトエダシャク Cusiala stipitaria
 23mm。これは分かりそうな気がする。階段を下りて外から遠写。
セブトエダシャク Cusiala stipitaria
 問題なし。セブトエダシャクだった。

 これも今夜の収穫。
コナガ Plutella xylostella
 コナガ。8mm。
 珍しい蛾では全然ないのだが,オホーツク地区で確認できたことが嬉しい。

 

道の駅まるせっぷ

 ・とりあえず落ちカバナミシャク2頭を撮り。12mm,13mm。

 大物が来た。売店の壁の貼り紙。
ヒゲマダラエダシャク Cryptochorina amphidasyaria
 ヒゲマダラエダシャク。27mm。焼け残った棒杭のようなたたずまいである。
 寄っておこうね。ポジションもいいし。
ヒゲマダラエダシャク Cryptochorina amphidasyaria
 なるほど。この道の駅にはヒゲマダラが来る。

 トイレの窓の明かりに蛾が来ている。慎重にいかないと犯罪者扱いを受ける。
 ところが,こんな場所に限って良い蛾が来るもの。
ミスジツマキリエダシャク Xerodes rufescentarius
 ミスジツマキリエダシャク。16mm。
 バックの黒は磨り硝子の反射。
 
クロオビシロナミシャク Trichopteryx ustata
 クロオビシロナミシャク。14mm。コバネナミシャクの中では変わり種である。
 コナガ同様,どちらも珍しい蛾ではない。わたしは飽きない程度なら普通の蛾で充分満足なのである。

 ・ウスベニスジナミシャク(11mm)他,コバネナミシャク勢がちらほら。


 快晴。満月の帰路。