7月25日前半戦。Scopula属。Triphaenopsis属。スジモクメシャチホコ。ウスベリケンモン。マダラヨトウ。オオマエベニトガリバ。オオアオバヤガ。キオビカバスジナミシャク。ワタヌキノメイガ。シラホシヨトウ。オニベニシタバ。ホソバネグロヨトウ。クビワシャチホコ。ヘビトンボ。シロシタホタルガ。カシワマイマイ。タデコヤガ。
出撃する度に沢山撮れる。今回も前後編で。
丸瀬布
半分ほどの路灯が消されている。蛾対策なのだと思う。そもそも明るすぎなのである。薄暗くても明るくても起こる事故は起こる。
現在,カシワマイマイの発生のピーク。データを取っていないが,昨年よりも少し早いように思う。
おびただしいカシワマイマイは後回し。
14mm。やっぱり同定できない。ヒメシャク。おそらく Scopula属である。
手元の Emmetを引くと「小さな箒」の意だとある。小ささではそうそう負けまい。
19mm。これもダメ。キシタヨトウ属 Triphaenopsis っぽいのだけど確証なし。こういうのが分かる人は,血族の中に一人くらいヨトウガやキリガが紛れているのである。
スジモクメシャチホコ。14mm。
ウスベリケンモン。23mm。これは好きな蛾。分かりやすいし。
16mm。マダラヨトウ,だと思う。ここら辺のヨトウは個体変異がきついのでめまいがする。やっぱり違うのかもしれない。
初めはネスジシラクモ(Aapamea属)と思ったのだが,マダラが当たりならば,こちらは Xenapamea(奇妙なApamea)なので,まあまあ遠からずとなったところ。
オオマエベニトガリバ。19mm。もう貼らなくてもいいぐらいおなじみの蛾。
オオアオバヤガ。28mm。どうやら丸瀬布では多産するらしい。
小さいナミシャク。
5mm。キオビカバスジナミシャク。見るからにナミシャクなので後はサイズで絵合わせできる。コカバスジ,ヒメカバスジといったところと同属とか。言われれば似ているかな,という感じ。
ワタヌキノメイガ。15mm。
シラホシヨトウ。13mm。腹の付け根の赤毛がポイント。
さてカトカラ。カトカラは好みは別として,ヤガのなかでは特別な感じがする。
でも翅を開いていないとねえ。オニベニシタバ。33mm。
ホソバネグロヨトウ。19mm。
撮った順で貼っているので脈絡がない。
クビワシャチホコ。23mm。
ヘビトンボ。
生徒が,すごい虫がいたと言う時はたいていヘビトンボである。義務教育では教えていないらしい。そういうことだから高校の社会科教員であるわたしが教えてやらねばならないはめになる。
遠軽の夏はヘビトンボが多く,窓の灯りに普通に飛来する。「町の虫」に指定すればいいと思う。これは見るからにいい虫だよ。
シマカラスヨトウ。測っていない。手抜きである。
道の駅施設の中央にモニュメントだか現代芸術だかがあってライトアップしている。そのライトの引蛾力がはなはだしい。個人的にはやめた方がいいと思う。人間にとっても蛾にとっても何の得にもならない。
ホソバ用トラップみたいなことになっているが,それ以外にも路灯とは異なる多様な蛾が飛来している。光の性質が違うのかもしれない。
ホタルガが来ている。
※訂正! シロシタホタルガ。
以前ケイさんから写メを送ってもらったことがあるのだが(http://d.hatena.ne.jp/yyzz2/20121006),生は初見である。
※こちらは本当のホタルガ。
明るいものだから,カシワマイマイが集まってくる。
交尾画像。♂♀の違いが一目瞭然なので授業に使えそうな画像(倫理や歴史を教えている,ということは置いておく)である。
もう少し撮っておこうか。
もちろん,上が♂,下が♀。
タデコヤガ。10mm。
おかしい。元画像よりも劣化している。何かを間違えている。
割愛組。
・ニレキリガ(13mm)。キヨトウの類(23mm)。ハガタアオヨトウ(18mm)。イボタケンモン(17mm)。
・エゾシモフリスズメ。
・ノンネマイマイ♀(27mm)。
・シギゾウムシの類。ツノアオカメムシ。
移動。瀬戸瀬へ。(続く)