第3回糖蜜.エゾミツボシキリガ.【写真日記虫】

yyzz22007-04-04

 帰宅しての最優先事項が糖蜜作り.今回は前回よりも濃くしよう.案の定霧吹きが詰まったので食品用のハケを買ってくる.


 18時過ぎに錦大沼公園へ.駐車場に1台車が停まっているが,不審なのは当方も同じ.警戒しているに違いない.
 茶色いドロドロした甘い香りを放つ嫌な液体を樹に塗布して引き上げ.


 <19時,第一次出撃>
 快晴.南西の空に冬の星座が広がる.街路の灯りにもかかわらず,オリオンの三つ星に沿う「カゲサンジョウ(漢字を忘れた)」まで見える.
 もうずいぶん長いこと望遠鏡をのぞいていないことを思い出す.
 そうこうしている内に,1頭発見.ホシオビキリガとは違っている.小さな動物の足跡のような,漫画のクマのシルエットのような三つ星の蛾だ.オリオン座を見上げたことと縁があったのだろう.

 ホシオビキリガよりわずかに大きい.アツバの類にも三つ星模様の蛾がいる.星3つ自体には適応上の機能などないだろうから,これは「ある種の蛾にとって何か好ましい模様」なのだろう.

 吸蜜中.
 照らされていることやフラッシュを浴びせられることよりも,カンテラが動いて暗転明転することの方が神経に障るらしい.その度にもぞもぞ動き出す.
 何回目かには飛んでいってしまった.(´ー`)/~~.
 他の樹には蛾反応なし.


 <20時,第2回出撃>
 ハズレ.第1回の時に焼酎をスプレーしておけばよかったか.星が変わらずまたたいていたからいいか.


 帰宅後,「みんな蛾」で絵合わせ.紋が特徴的なので難しくない.講談社『大図鑑』と読み合わせて,エゾミツボシキリガと判定.種によって三つ星のスタイルが違ってくる.エゾミツボシキリガは名前通りに北方系の蛾であるらしい.
 「*--蛾飢道談話室--*」に報告.


 それにしても,1回に1頭ずつ,というのがわたしらしいと言えばわたしらしい.概して欲望が薄いのである.