札幌出張2日目.1月7日.円山動物園.シロオビアゲハ.アダンソンハエトリ.
研修は午後から.午前中は空きである.午前中は休暇扱いにしてもらって円山動物園へ行く.
というわけで,札カラ研会長のブトボソさんの「旭山動物園レポ」に対抗して,円山動物園レポ.
このために先代機「α-sweet」50mmマクロをわざわざ持ってきたのである.
カンパ込みということで,1000円の年間パスを購入.朝9時ジャストの一番乗りである.
わたしは基本的に大きい動物が怖い.檻や柵や堀込みをあまり信用していない.ネコ以上のサイズの哺乳類はたいてい嫌いである.人間もあまり好きではない.
というわけで数多ある檻はスルー.真っ直ぐ「熱帯鳥類館」へ向かう.
鳥を撮りたいのではなく,カメラを暖めたい.いきなり「昆虫館」に入ると100%結露してひどいことになる.
カメラを出して,手に持って10分ほど暖める.
サイチョウの檻にスズメが入り込んでいる.
円山動物園における昆虫の地位は低く,「昆虫館」は「爬虫類館」内の一室でしかない.
爬虫類は好き.
どう見ても檻の向こう側でエネルギーを生臭く浪費している哺乳類たちに比べて,彼らはその魂が静謐であってその分だけ高貴であるように思える.
「昆虫館」は室温が28℃あって,湿気でむっとしている.昨年は結露でひどい眼にあった.今回は慎重に慎重を期して.
眼鏡も曇らなかったし,何とか大丈夫そう.
ここはシロオビアゲハが沢山ヘロヘロと飛んでいるのが売りもの.
蛾がいないのが大いに不満.
その他,動物園側の意図としてはナナフシの擬態を体験して欲しいということらしいが,そんな虫を探すのはわたしには面倒くさいばかりである.
ターゲットはもちろんハエトリグモ.
さっそく1頭 発見(*゚Д゚).ゴキ仔を捕らえたところ.
※μ.comさんからコメント.アダンソンハエトリの♀とのこと.感謝〜.
目線が合った.完全に警戒されている.
もう一頭.いつまでもこちらに尻を向けている.
※こちらはアダンソンハエトリの♂.
食事中.蟻ゲトー.
妙な姿勢で妙なところにカメラを向けているものだから,人々から声をかけられる.「クモです」と答えると人々はたちまち関心を失う.
研修には間に合った.ぞろぞろと会場に集まってきたサラリーマンたちの顔は一様に嫌悪感をそそる.わたしも含めて,彼らはヘビやクモ以下である.