ケイさんからの冬便り.

 久しぶりの休日.やたらに好天気なのだが風邪が治りきらないので自重.こうやってチャンスは逃げていく.


 「蛾類学会」のHPを見ると,今年の「みちのく会」の案内が出ていた.東北・北海道の蛾屋さんたちの集会である.昨年参加させていただいて,大変に勉強になった.そして恩を仇で返すかのように,不真面目な間違いだらけのレポを当ブログにうpしたりした
 「蛾屋の集会」というと何か甘く危険な香りがしたりするわけだが,当たらずとも遠からずである.
 今年は新潟だったはず.行く気は満々である.「2月28日(土)〜3月1日(日)」
 ちょっと待った━━━━(゚д゚;)━━━━!! 
 3月1日って,わたしの職場では「卒○式」である.日曜日だってやるのである.「蛾の集会に行きます」とか言って休暇を取ると,戻ってきたときには机がなくなっているかもしれない.しかも机や人間関係がなくなっても仕事だけは同じようにあるに違いない.まずい.
 というわけで「みちのく会」欠席.。・゚・(ノд`)・゚・。 .


 先日,妙にカウンターが回っているのでアクセス解析を見ると,とある訪問者が当ブログをどんどん遡行しながら閲覧している.ここ3年分ほどはすっかり見られてしまった.
 なんだかなあと思っていたが,数日後メールが届いた.とあるイベント会社で「支笏洞爺国立公園『真狩野営場』」に生き物紹介のパネルを作ることになって,その一部にわたしの撮った画像を使いたいとのこと.証拠はないが,あのアクセスは彼らのネタ探しのそれだったようだ.
 何の画像かというと某カミキリムシと某コガネムシであって,拒否する理由もないので承諾.肖像権は虫の側にあるのであって,わたしの自由になるものではないように思う.プロのように撮影に経費や生活を掛けているわけでもない.近所にふらっと出かけて,ぼーっと撮っているだけである.
 その展示が行われるのはキャンプ場に併設した施設のようで,そうならば「蛾」を紹介して欲しいものだと思う.キャンプの華といえば蛾に決まっている.季節ごとの蛾を紹介するパネルの方が絶対的に素敵で,自然学習上の意義も大きいと思うのだが.
 何だかカミキリやら何だかコガネなんて,そうそう見つからないんだから.だったら向こうからやって来る蛾に目を向けた方がよっぽど勉強になる.


 「ケイの言ってみようか!」のケイさんから寒中見舞い.神奈川では虫が活動しているらしい.苫小牧も今年は暖かいから,実は虫がごそごそしているのかもしれないが撮りにでる余裕がない.
 また画像を送ってくれた.わざわざ脚立を投入して撮ったとのこと.感謝感謝.

 ケイさん撮影.1月21日.神奈川.
 左のクモはユウレイグモの仲間だと思う.
 右はフユシャク.「シロオビフユシャク」か「クロバネフユシャク」かのどちらか.わたしの力では判別できない.見慣れている人なら簡単に分かるのかもしれない.
 暖かい地方での蛾探しはやってみたいなあ.とにかく年がら年中「進○講習」をやっていて,正月にしかまとまった休みの取れない仕事だからおそらく無理なのだが.