シタコバネナミシャク.グミオオウスツマヒメハマキ.ウスベニキリガ.ヒゲナガカワトビケラ.クロオビリンガ.オオバコヤガ.

 朝一で出勤.仕事に穴を空けていたのが判明.いよいよ壊れ始めたか.薬が切れたので昼前に病院へ.数値はことごとく悪化している.
 モウダメポ..._〆(゚▽゚*)


 小雨が夕方前に上がって,虫撮りには行ける.しんどいけど行く.ほぼ唯一の運動行為でもある.
 20時.路面は乾き始めているが,空気にはガスがかかっている.

大沼公園駐車場

 飛んでいる蛾はいないようだ.落ち蛾探し.

 シタコバネナミシャク*2.15mmと16mm.
シタコバネナミシャク Trichopteryx hemana
 15mmの方.

 ここではこれだけ.

アルテン温泉看板

 ○カバナミシャク,スルー.
 ●シタコバネナミシャク*2(14・14).

 10mmの可愛らしいハマキガ.何となく見覚えがある.Acleris属でないハマキはシーズン初.
グミオオウスツマヒメハマキ Hedya auricristana
 グミオオウスツマヒメハマキ.『大図鑑』によると,全国的な普通種で灯火によく飛来するという(p.100).
 学名は Hedya auricristana .属名は「悦び,快い(もの)」.ヘドニズムと同語源だ.種小名は「金の」+「鶏冠,兜の羽根飾り」.
グミオオウスツマヒメハマキ Hedya auricristana
 ご覧の通りである.

馬場駐車場

 カエルの声がする.今年初めてのような気がする.歩道に点々と落ち蛾.

ナカモンキナミシャクとシタコバネナミシャク
 左:ナカモンキナミシャク,右:シタコバネナミシャク.

 ●それに加えてシタコバネナミシャク*3.測定せず.
 ●それに加えてナカモンキナミシャク*1(15).

 妙に赤いのが1頭.アイドリングしていて今にも飛び立ちそうだ.
ウスベニキリガ Orthosia cedermarki
 やっぱり1枚で逃走.見た目20mmよりも小さい.おそらくウスベニキリガ.初見蛾である.「個体数は少ない」(『大図鑑』,p.712)とのこと.

 昨日に続いて顔接写.
ヒゲナガカワトビケラ
 ヒゲナガカワトビケラ

温泉駐車場

 まだ乾いていない.

 数日前に逃げられている種.
クロオビリンガ Gelastocera kotschubeji
 クロオビリンガ.14mm.
 学名は Gelastocera kotschubeji .属名は「おかしな角(つの)」.幼虫は普通の毛虫だから(「幼虫図鑑」の「クロオビリンガ」参照),これは成虫の触角のことを指しているのだろうか.「みんな蛾」の「クロオビリンガ」を見ると,♂の触角の櫛ヒゲ部分が半分だけで,先端半分が糸状になっている.この画像でも見づらいが認められる.これを意図しているのだろうか.でもカマフリンガだってそうだし,別に変だとは思えない.
 種小名はロシア系の人名からだと思う.「コチュベイ」だろうか.それに“ i ”が付いて属格になったもの.

市内コンビニ

 ウィンドウに同種の蛾が3頭.
オオバコヤガ Diarsia canescens
 オオバコヤガ.目の子で2cm.

今夜の死骸

 雨上がりは蛾の翅だけが散らばっているのをよく見かける.灯火に来たものの,雨で帰れなくなった蛾が鳥に食べられるのだろう.
蛾の翅
 前翅長26mm.大きめの蛾のもの.小さい蛾なら丸呑みになってしまうのだろう.
蛾の翅
蛾の翅
 鱗粉は水をよく弾く.

 上のクロオビリンガのすぐそばに同種の死骸.15mm.
クロオビリンガ Gelastocera kotschubeji
 偶然なのか,それともフェロモンで引き合ってたまたま1頭が轢かれてしまったものか.生きている方の蛾は移動させた.
 ※あれれ,どちらも♂だった.

 ヒゲナガカワトビケラ
ヒゲナガカワトビケラ