ハンノトビスジエダシャク.オニグモの類.キバネトビスジエダシャク.ホシナカグロモクメシャチホコ.アジアホソバスズメ.フタスジウスキエダシャク.ネグロケンモン.オオハエトリ.スジモンヒトリ.(エゾ)コエビガラスズメ.

 早め帰宅.自宅壁にシャクガがいる.
ハンノトビスジエダシャク Aethalura ignobilis
 ハンノトビスジエダシャク.1枚で逃走したが1cm強といったところ.だいたいこんな感じなのは苫小牧ではハンノトビスジエダである.


 体調優れず.風邪ぐらいだったらいいのだが,もっと嫌な病気だったら嫌だと思う.夜,電話.決心して虫に出撃する.
 薄曇り.半月はオレンジ色.

大沼公園駐車場

 ●シロホシエダシャク(25).オオクロオビナミシャク(16).

 トイレの壁にオニグモ
オニグモ
 食事中.蛾のようだ.

 初見.『大図鑑』で絵合わせ.
キバネトビスジエダシャク Myrioblephara cilicornaria
 キバネトビスジエダシャク.17mm.『大図鑑』では「新鮮な個体では前翅全体と後翅の後半は黄緑色だが,黄褐色に変わりやすい」(p.549)とのこと.

 見かけよりも前翅長が大きい蛾と小さい蛾とがいて,これは後者.
ホシナカグロモクメシャチホコ Furcula bicuspis
 ホシナカグロモクメシャチホコ.前翅長19mm.ずいぶんと小さくまとまって見える.この画像では分からないが,舗石に完全に適応した擬態.
 脚が青いのに初めて気づいた.

 今年のスズメガ第2号.
アジアホソバスズメ Ambulyx sericeipennis
 アジアホソバスズメ.47mm.
アジアホソバスズメ Ambulyx sericeipennis
 学名は Ambulyx sericeipennis .属名はギリシア語みたいな語尾だが,レキシコンをひいても出てこない.ラテン語の“ambulo”(散歩する,移動する)からの造語ではないか.種小名は「絹の」+「翼」.「絹 serica」は「Seres 東アジア(中国)人」を語源とする語であって,「アジアホソバ」の和名はそれを受けているのだろう.

アルテン温泉看板

 小バエが多い.トビケラ(小)若干.

 昨年もおなじみの蛾.
フタスジウスキエダシャク Parabapta aetheriata
 フタスジウスキエダシャク.16mm.名前通りの「薄黄色」.

 ネグロケンモン
ネグロケンモン Colocasia jezoensis
 前翅長18mm.

 オオハエトリ
オオハエトリ
 この場所で世代を重ねている.カメラを嫌がって目をそむけるのも代々続いている.

馬場駐車場

 もうコバネナミシャクの類は擦れて翅脈しか分からない状況.
 カエルは突然鳴き出したり,ぴたっと沈黙したりする.

 おそらくスジモンヒトリ
スジモンヒトリ Spilarctia seriatopunctata
 18mm.昨年はあまり多くなかった記憶.

 ●アカハラゴマダラヒトリ(18).シャンハイオエダシャク(15).
 ○灯りを周りを,おそらくヒメサザナミスズメが飛ぶ.
 

温泉駐車場

 スズメガのシーズン3号.長い蛾.
(エゾ)コエビガラスズメ Sphinx sp.
 (エゾ)コエビガラスズメ.38mm.「エゾ」の同定ポイントをわたしは知らない.
 危険な位置なので移動.暗がりにおろされた後,翅を広げてアイドリングを始めた.
(エゾ)コエビガラスズメ Sphinx sp.
 アイドリングがいつまでも続く.アイドリングをやめて,灯火が力を失う朝までここにいた方が良いと思う.


 今夜の死骸.
シタコバネナミシャク
 シタコバネナミシャク.