ウスベニスジナミシャク。マダラコバネナミシャク。ネグロハマキ。トサカハマキ。ウスバキエダシャク。シタコバネナミシャク。ワラジムシ。カギモンヤガ。ナカモンキナミシャク。カバナミシャクの類。

 そういえば思い出した。とある会議でわたしとは違って出世コースにある教育関係者が何かスピーチをしていて「学び」だの「気付き」だのの言葉を乱発していた。日本語感覚がおかしい。こんな醜悪な日本語を平気で使う人間の言うことをわたしは絶対に信用しないだろう。自分の言葉で物事を考えていない証拠としか思えない。
 かの業界でも,現象やら意味やらが「立ち上がったり」したものだが,そちらは座りの悪さを感じながらも何となく慣れてしまった。あちらは半分は詩の世界。


 さて春本番。サービス休日出勤に疲れ果てた体を引きずりながら出撃。午前中は雨だったが,今は星さえ見えている。


【錦大沼公園駐車場】
 しばらく探し回って落ち蛾。
 ・ウスバキエダシャク(17)。

 ウスベニスジナミシャク。前翅長15mm。
ウスベニスジナミシャク Esakiopteryx volitans
 上からの画像はすべて割愛。

 マダラコバネナミシャク。15mm。
マダラコバネナミシャク Trichopteryx ussurica
 上からの画像はすべて割愛。


【アルテン温泉看板】
 ・ウスベニスジナミシャク(15)。

 トサカハマキ
 ※Acleris@会社さんからコメント。ネグロハマキ。どうもありがとうございました。『大図鑑』には「他種から容易に識別できるはずである」などとあったりする。
ネグロハマキ Acleris nigriradix
 前翅長9mm。鱗片の強く発達した個体。

 ウスバキエダシャク。18mm。
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia
 上からの画像はすべて割愛。

 シタコバネナミシャクの,黒点型。14mm。
シタコバネナミシャク Trichopteryx hemana
 種小名の“hemana”はギリシア語の“haima”(血)からで,後縁部の赤紋に由来すると思われるのだが,これじゃあダメだね。
シタコバネナミシャク Trichopteryx hemana
 小型のシャクガはしばしば単に平べったい。

 雨からの避難所でもたもたしている手合い。
ワラジムシ Porcellio scaber
 ワラジムシ


【馬場駐車場】

 色の鮮やかな個体。
ウスベニスジナミシャク Esakiopteryx volitans
 ウスベニスジナミシャク
ウスベニスジナミシャク Esakiopteryx volitans


【覚生川通り】
 ・高所にシタコバネナミシャク*2。ウスベニスジナミシャク。

 不明ヤガ。擦れているようだ。
キリガの類
 20mm。頭が茶色なのでカバキリガではない。危ないキリガは無理しない方針で。

 少し低めの所でラッキーと思ったら。
トビケラの類
 トビケラの類だった。

 カギモンヤガ。19mm。
カギモンヤガ Cerastis pallescens
 赤っぽいなあ。

 模様の違うトサカハマキ
トサカハマキ Acleris cristana
 手を伸ばして測定。10mm。

 高所にシーズン初2種。
マエモンハイイロナミシャク Venusia semistrigata
 マエモンハイイロナミシャク


スモモキリガ Anorthoa munda
 スモモキリガ
 降りてこい。

 ・不明シャクガ。高所なので測定できず。明日あたりHP掲示板へ。(´ー`)/~~。


【温泉駐車場】

 ナカモンキナミシャク
ナカモンキナミシャク Idiotephria evanescens
 この蛾はすぐに逃げる。測定できず。

 ウスバキエダシャク。18mm。
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia
 色のしっかりした個体。夜目には赤茶の帯が黒く見えて,非常に美しい。


【温泉看板−確認】

 カバナミシャクの類
カバナミシャクの類
 10mm。この属が「ゴミシャク」と呼ばれているのを春の「みちのく会」で知った。もちろん同定できず。