ウスバキエダシャク。ワラジムシ。ナカモンキナミシャク。スモモキリガ。アトジロエダシャク。キンイロキリガ。

 前回の蛾LOVEさんからのコメント。

♂だと触覚の髭で分かるはずです。ウスバシロは長いので要チェックっす。

 それじゃあチェックしてみようか。どうせ Pseuderannis属ばかりがうじゃうじゃしているし。
 というわけで今回は撮影場所無記載でいきます。わたし自身は元ファイルを見れば分かる。

 それじゃあ,かたっぱしから「ウスバキエダシャク」に接写トリミングかけるよ。
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia
 前翅長16mm。これはシロじゃないな。
 同じ個体を正面から。
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia
 ダメ。次。
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia
 16mm。画像では分からないが,横線を見ただけですっかりウスバキ。
 次。
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia
 16mm。触角は少し良い感じかもしれないが,これも横線がアウト。ウスバキ。
 次。
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia
 どれもこれも16mm。やっぱりウスバキ。

 結論:世界はウスバキです。電柱にも数頭貼り付いていましたが,もう知りません。
 ・カバナミシャク(8mm)は割愛。

 シャチホコガに偽態。(こんなのは「擬態」じゃないと思う)
シャチホコ擬態
 参照画像。
ウスヅマシャチホコ
 2007/08/20。

 ナカモンキナミシャク
ナカモンキナミシャク Idiotephria evanescens
 16mm。

 今年はスモモの当たり年。
スモモキリガ Anorthoa munda
 スモモキリガ。20mm。

 おなじみの蛾。翅を立てていてもおなじみ。
アトジロエダシャク Pachyligia dolosa
 アトジロエダシャク
アトジロエダシャク Pachyligia dolosa
 20mm。シャクガ離れしたたたずまい。


 要するに,蛾探しには風が強かったんだな。

 ワラジムシ
ワラジムシ Porcellio scaber
 12mm。人殺しの眼。

 大きなカタツムリの類。
カタツムリの類
 歩道から車道に向かって這い進んでもきっと未来がないだろうから,撮影後引っぺがして草むらに放り込む。後は勝手にしなさい。

 コンビニでキンイロキリガの完品を発見。
キンイロキリガ Clavipalpula aurariae
 小心者なので買わなくていい買い物までしてしまう。これも撮影後移動。

 「わたしがカメラを持って何かしている=窓に蛾がいる=わたし以外の客は不快を覚える」と店員は認識している。移動させないと駆除される危険がある。