終盤戦。ハリゲコモリグモ群。ナカモンキナミシャク。フトフタオビエダシャク。クロミミキリガ。カシワキリガ。

 (続き)
 左手からカエル,右手からは(おそらく)オオジシギの声が聞こえる。自然が豊かである,というわけではなく,カエルもシギもこの人工的な環境になってから入り込んできた生物だろう。
 石。
石
 これもきっとどこかからか運ばれてきたもの。
 ・擦れたコバネナミシャク(16)。マダラコバネナミシャク(17)。ウスベニスジナミシャク(16)。

 ハリゲコモリグモ群。
ハリゲコモリグモ群
ハリゲコモリグモ群
 以上の切り出しは無理。ピントが甘すぎる。当方の視力の限界でもある。数を撮ってこなす気力はない。


【覚生川通り】

 ナカモンキナミシャク。16mm。
ナカモンキナミシャク Idiotephria evanescens
 この夜,都合3頭。

 フトフタオビエダシャクが多く落ちている。
フトフタオビエダシャク Ectropis crepuscularia
 この個体は22mm。
 他に19mmのもの撮影。後は2〜3頭。

 また(おそらく)クロミミキリガ
クロミミキリガ Orthosia lizetta
 19mm。春キリガの採集ランナー,との認識がわたしにはある。ただ,サイズのばらつきが大きいのが不安材料。


 路灯に大きな蛾が舞っている。一目イボタガ。電球フードに当たったり電柱に当たったりしている。翅が痛むなあ,と感じるのは採集家と同じ。
 しばらく眺めていて,地面に落ちてくる。やっぱり右の後翅が損傷している。すぐに飛び立った。カメラを向けている時間はなかった。
 ひとしきり灯火のまわりをくるくる回って闇に消えていった。仕方ない。縁があればまた出会えるだろう。いることが分かっただけで上出来。


 もう後はどうでもいい。適当。

 カシワキリガ
カシワキリガ Orthosia gothica
 測定すらしていない。擦れ用記録である。