Cocytia・・・。(5)

 ブログをやっていて本当にありがたいのは,わたしの無知をフォローしてくれるツッコミやアドバイスをコメントをもらえること。
 こんな場末のゴミブログであっても,志としては「知の発信・共有」を目指しているのである。
 “Cocytia”に踏み込んでズブズブになったのは断虫亭さん(id:dantyutei)のおかげだし,今度は宮城に引っ越したμ.comさん(むしとり。)から「和名はハナムグリガである」という万金に値するコメント。
 全然知らなかったです。


 検索して日本語文献を発見。蛾類学会の岸田会長になる「ハナムグリガとクマバチモドキ」(プレビューから読めます)。

  1. うーん,なるほど。ヤガに編入されたのは1936年以降か。文献がネットで読めるかなあ。
  2. この論文では,Cocytia属は durvilliiの1種のみで,他種はその亜種として位置づけられている。いずれにせよ,ここまでプリントアウトした資料に出てくる種は訳出する予定。


 せっかくだから,前々回の画像の色刷り版を見つけたので貼っておく。

 (Histoire naturelle des insectes; spécies général des lépidoptères.*1,1836。
 左は,Macroglossa diffinis(現,Hemaris diffinis。参照写真)。
 右は,Sphinx oenotherae(現,Proserpinus proserpina。参照写真)。
 この絵だとやたらにスズメガに見える。それにしても,これの生体はさぞ美しいだろうなあ。写真はこんなである


 次回はバトラー先生の続き。まだまだ,Cocytia や Cocytodes が終わりません。


 そういえば明日から8日まで出張で札幌へ。更新はしばらくお休みになります。


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*1:ぜひジャンプして美麗なイラストをお楽しみください。