リンネ『自然の体系』昆虫編について(4/ )。Meloë(ツチハンミョウ)。

 『自然の体系』初版の鞘翅目のつづき。
(鞘翅目−3/22)
ツチハンミョウ属

  • Meloë〔「黒い」から。あえて日本語化すれば「黒虫」になろう〕
    • 鞘翅は柔弱で曲がりやすく,体よりも短い。
    • 触角は数珠状。関節から油を流す。〔英語圏では oil beetle と呼ばれる〕
      • Scarab.〔Scarabaeus〕 majalis.〔Berberomeloe majalis.EOL:Berberomeloe majalis を参照。“majalis”は「去勢豚の」〕
      • Scarab.〔Scarabaeus〕 uncutosis.〔不詳。「香油まみれのコガネムシ」の意〕

 Berberomeloe majalis は人気のある虫らしく,ようつべに動画が何本か上がっている。その1つ。

 シデムシの幼虫が不完全変態したような感じである。