• 札幌で会議。実際の所,わたしなどいてもいなくてもいい。乗る予定の汽車*1がこない。北海道でも特急が間引かれているのを知る。
  • ある教諭の話。TVの災禍と被災の画像を例え同じものであっても幾度でも繰りかえして見るように,そして考えるように言い続けているという。教育者とはそういうものらしい。わたしは教育者ではないから,自分のことで手一杯である。
  • 喪失感と破壊衝動を代替するためにふらふらと色々なことに手を出してきたように思える。わたしが中途半端に器用だったのはわたしにとって良いことではなかったかもしれない。あるいはもっと早く薬を飲み始めるべきだったのかもしれない。思考力がこうやって衰えてきて,やがて心の地肌が表出するだろう。どうせ何もやり遂げられないのは分かっている。それにしてもあまりにも残り時間がない。
  • 川崎ゆきおの作中人物の「僕には現実はいらない」という科白の射程はどこまであるのだろう。現実でないものは何一つないことを確かめるために,わたしは結局その地点に戻ってしまう*2
  • 職場の熱帯魚が次々死んでいる。明日はカメラを持って出勤しよう。彼らを撮ろうと思う。


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*1:札幌で育った人間にとっては「電車」とはすすきの経由の路面電車を指す。

*2:おかしな日本語だがわたしには他に表現しようがない。