アカイロマルノミハムシ.ケマダラカミキリ.シラフシロオビナミシャク.ウスベニヒゲナガ.オオモンシロチョウ.キアシシロナミシャク.ニレハムシ.リンゴケンモン.【写真日記虫】

yyzz22007-06-17

 昼の探索.緑ヶ丘公園へ.風はたいしたことない.行楽にも,虫撮りにも絶好ではありますまいか.


 右上画像は今シーズン初ザトウムシ.カメラを向けると隠れてしまった.頭隠して何とやら.まだ大きい個体は出てきていない.成虫越冬でないのがよく分かる.
 トンボも飛んでいる.普通のトンボと青いイトトンボ.全然同定できないのと写りがよくないのとで没.イトトンボは結構虫を捕らえて食べている.成虫にさえこぎ着ければ,トンボは食いっぱぐれなさそうだ.

 アザミの葉に赤い血豆のようなハムシ.
Argopus punctipennis
 体長4mm.アカイロマルノミハムシ.それはその通りなんだけど,という感じのネーミング.まんまじゃん.学名は”Argopus punctipennis”.「(白く)輝く+膿(?)」+「点の+羽」.うーーーーん.

 ヨモギにカミキリムシ.
Agapanthia daurica
 同定は難しくない.ケマダラカミキリ.体長は16mm.滑り落ちた所を横から撮り.
Agapanthia daurica
 なるほどうぶ毛に充ち満ちている.適切なのだが身も蓋もないネーミング.
 少し行ったところにもう1頭.こんどはアザミの上.あまり選り好みがないらしい.前から.
Agapanthia daurica
 やっぱり毛だらけ.きっと雨には強いな.

 足元から黒白の蛾が飛びだしては,またたく間に林の奥に消えていく.やっとの1枚.
Trichodezia kindermanni
 シラフシロオビナミシャク.前翅長は1cmほど.北隆館『昆虫大図鑑Ⅰ』では,

昼飛性で5月と7〜8月に山地のうす暗い処に多い. (p.188)

(>Д<)ゝ”了解!.

 ウスベニヒゲナガの♂発見.
Nemophora staudingerella
 相変わらず必然性のない触角である.

 ・毛虫.調べる気力なし〜.

 蝶はだいたいにおいてすぐに逃げるので被写体になりにくい.こいつは止まってくれた.
Pieris brassicae
 翅頂の透けて見える黒の長さから判断して,オオモンシロチョウ外来種である.サイズもモンシロチョウよりも大きいと思う.これはモンシロチョウとはいえ幼虫が「青虫」ではなく,模様も生態も蛾の幼虫ぽい(参考:「幼虫図鑑」の「オオモンシロチョウ」).
 今日び,さっぱりモンシロは見かけない.とはいえ,オオモンシロはまだ農薬耐性ができていないのと,以前に寄生蜂にやられたとおぼしき穴の空いた蛹を見たことがあるから,大発生はしていないようである.モンシロの衰退は単に農家側の事情によるものらしい.

 以前書いたように,葉の上側に平気で留まっている白黒シャクガ.
Xanthorhoe abraxina
 キアシシロナミシャク.前翅長17mm?.北方系らしく,「みんな蛾」にあまり画像のない蛾.

 おなじみの特異点トイレの窓.不透明なアクリル板である.
Pyrrhalta maculicollis
 ニレハムシ.体長6mm.何か空中に浮かんだような妙な画像になった.

 ・ヨモギの葉の上に金緑色に輝くゾウムシ.後で図鑑を見たら似たのが沢山いて同定困難なのが分かった.画像は後日.機会があったらという方針で.

 地図標識の柱にケンモンガ.これはラッキーヽ(´ー`)ノ(←単なる蛾好き).
Triaena intermedia
 典型的な剣紋模様.リンゴケンモンである.前翅長20mm.いやあ,2cmって結構大きい.勘が狂っているなあ.

 ・ムシヒキアブの類.ヨツボシヒラタシデムシ.後者は機会があれば後日.


 そういえば,カメムシがいなかった.そんな日もあるさということで.蛾を余分に撮れたし.