ホソバキリガ.ホシオビキリガ.スギタニキリガ.イチゴキリガ.トサカハマキ.
というわけで…… 午前中から仕事.やはり貧乏くじな同僚と一緒に疲労コンパイ.示し合わせて午後4時帰社.もう働けません.
6時半を回った.糖蜜の残りに焼酎をつぎ足して出撃.空はまだ暗くなりきっていない.
ここ数日来糖蜜を仕込んでいる樹に,すでに蛾がとまっている.匂いが残留しているものらしい.肝心の蜜自体はおそらく雨に洗われているだろう.ポイント3箇所でキリガを5頭確認.夜目ではどれもホシオビに見える.
蛾のいない所を狙ってスプレー.
大物コォ━━━━щ(゚Д゚щ)━━━━イ!!!!.一旦引き返して駐車場トイレの灯りをチェック.不首尾.
糖蜜所に戻る.10分ほどしか経っていないのに,蛾はかなり移動している.ホシオビのいた場所でホソバキリガが食事をしている.
いろいろなキリガが飛来していて,同定が微妙になってくる.そうでなくとも,そもそもがキリガは紛らわしいグループなのである.
- 「ホソバ」か「ブナ」か判然としない奴.
- 「テンスジ」か「ミヤマオビ」か見当のつかない奴.(*2)
- 「ウスミミモン」みたいに思える奴.
2と3は「虫我掲示板」(蛾LOVEさんの所)に同定依頼.
※さっそく蛾LOVEさんから回答があった.感謝.m( _ _ )m.画像は後日に必ず.
こちらは間違いなくのホシオビキリガ.
驚くとポロリと樹から落ちることを発見! これで連中がカメラの視野から突然に消え失せる仕掛けが分かった.
ゴマダラヒトリの類もいじめると硬直して落下するが,キリガはもっと容易に樹幹から剥落する.落ちた後もゴマダラヒトリとは違って,すぐに動き出すようだ.
この日,ホシオビキリガは4頭確認.
少し大きめの蛾が2〜3頭いて,こいつらはスギタニキリガなのだが,すぐ飛んで逃げる.なかなか撮らせてくれない.
ライトの光りの中,小枝をぬって飛びかう蛾の姿はかなり美しいのだが,虫嫌いの人はそうは感じないだろう.
枝にとまったところ.事もあろうに尻を向ける.
ようやく撮れた.やはり腹は空いているのである.
ポイント移動.白っぽい大きい蛾.例のイチゴキリガだ.
ピント合わせの途中,消えてしまった.もうネタは割れている.木の根もと.イタイタ.
もう逃げ場はない.カメラの餌食である.寄る.
もっと寄る.うあああああああああ.
何だ何だこの暴力的な丸さは.
あまりにも丸いのでとりあえず満足.アルテンへ移動.
温泉看板にトサカハマキ.こいつも春一番の仲間の一人.
前翅長7mm.何だかヘンテコな模様だが,個体変異の範囲内だ.
背中にトサカがあるというより,病気の金魚の鰓のように見える.この日,ボロボロなのがもう1頭で都合2頭.
糖蜜場に戻る.
ホソバキリガとホシオビキリガのツーショット.
別段珍しくも何ともないんだけどね.
別の樹.またもやホソバキリガが落ちる.ラッキーである.
撮りやすい♪
これで撤退.大漁であった.