ニッコウエダシャク。ムラサキエダシャク。ミヤマミダレモンハマキ。シロシタコバネナミシャク。シロテンエダシャク。シャチホコガ。バラシロエダシャク。

 雨は夜半にあがる。近所の高校のグラウンドからは,白い蒸気が1日中立ち上っていた。
 20時で気温11℃。


 蛾影は思ったよりも薄い。カメラのバッテリーの残りがが不安なので好都合である。
【錦大沼公園駐車場】

 ニッコウエダシャク。24mm。
ニッコウエダシャク Lassaba nikkonis
 学名は Lassaba nikkonis。属名の命名者は Moore。タイプは例によってインドである。えーと,生半可な調べ方では分かりそうもない。後回し〜。

 ムラサキエダシャク
ムラサキエダシャク Selenia tetralunaria
 和名よりも学名の方が優美である珍しいケース。拙HP「ムラサキエダシャク yyzz2;虫画像」参照。


 アルテン温泉看板はボウズ。
【馬場駐車場】

 6月になると普通に出てくる蛾。
ミスジツマキリエダシャク Xerodes rufescentarius
 ミスジツマキリエダシャク。20mm。
 学名は Xerodes rufescentarius(くせーろーでーす るーふぇすけーんたりうす)。属名は xer(乾燥)+odes(〜の様子をしている),動物では男性名詞。種小名は fufesco(赤くなる)+arius(性質を表す接尾辞)。

 (おそらく)ミヤマミダレモンハマキ。9mm。
ミヤマミダレモンハマキ Acleris submaccana
 学名については過去記事再掲

 学名は Acleris submaccana .属名は「貧困者」.種小名は「maccana種の下にあるもの」.Acleris maccana という蛾(和名ナカタニハマキ)がいて(画像はhttp://www2.nrm.se/en/svenska_fjarilar/a/acleris_maccana.html参照),この蛾との関連で命名されたものだろう.「maccana」は「道化師」の意.


 覚生川通り,めぼしい蛾なし。
【温泉駐車場】

 おそらくシロシタコバネナミシャク
シロシタコバネナミシャク Trichopteryx fastuosa
 12mm。

 シロテンエダシャクの模様の鮮やかな個体。
シロテンエダシャク Cleora leucophaea
 20mm。

 純正のシャチホコガ。25mm。
シャチホコガ Stauropus fagi
 例年ならヤスジがシャチホコ1号になるのだが,ことしはまだヤスジを見ていない。

 風によろけていたところを移動。移動先でたまたま翅を開いた。
バラシロエダシャク Lomographa temerata
 コバネナミとは白さが違うと思った通り。バラシロエダシャク。14mm。

 ・あちこちでウスバキエダシャクを数頭スルーしたような気がするが覚えていない。


 翅。種は分からない。27mm。
翅