シロモンコヤガ。カタキマルハキバガ。カラマツイトヒキハマキ。不明キバガ。クロエリメンコガ。オオアトキハマキ。

 心が真っ暗な状態で体を引きずって出撃。経験的に,行ってしまえば何とかなる。
 わずかにガスが出ている。股引をはいたままだが暑さは一つもない。

アルテン温泉看板

 スジコガネはまだ少ないが,確実に姿を現し始めている。これが増え始めると,踏むのが嫌で虫撮りも嫌になる。まだ大丈夫。

  • ツマキシロナミシャク,今夜も多い。5頭以上。真剣に撮れば美しい蛾なのだろうが,心が遠い。

 シロモンコヤガ。この夜4頭。
シロモンコヤガ Erastroides fentoni
 12mm。手頃なサイズ。
 そろそろ,キモンやトビモンが出てくる頃合い。

  • 不明ヒメハマキ(8mm),今月に入って目立ったのはこいつだったように思う。同定は後回し。何とかなるような予感がする。別種もう1頭

 例の奴。知っているミクロの1つ。
カタキマルハキバガ Deuterogonia chionoxantha
 カタキマルハキバガ。逃げられた。大きめだったから,5mmよりは大きい。7〜8mm見当。
 以前のオビカクバネヒゲナカキバガ(ヒゲナガキバガ科)とは違って,オビマルハキバガ科。ここら辺は『日本の鱗翅目』を斜め読むと交尾器の都合であるようだ。

  • チビツトガ(11mm)。

 いつものカラマツイトヒキハマキ。9mm。
カラマツイトヒキハマキ Ptycholomoides aeriferana
 いい発色。

馬場駐車場

 向こう側で花火。風向きが違うのでこちらに煙は流れてこない。

 始めに目が行く。黒っぽくて小さいがトビケラでもハマキでもない。
不明キバガ
 やっぱりキバガの類である。6mm。
 「みんな蛾」を見た範囲では該当なし。マルハキバよりもキバの線が本命か。

  • おそらくカバイロコブガ(11mm)の帯なし個体,この夜もう2頭。
  • おそらくエクトロピスの2化もの(22mm),後回し。ハイイロオオエダシャク(37mm)。
  • 子持ちのコモリグモの類
  • ハネナガマキバサシガメ

温泉看板(2回目)

 クルマアツバ系を数頭スルー。クルマアツバは次回にいれば次回回し。

 これも原始ミクロ。哲学史で「ソクラテス以前」という表現があるが,さだめし「ハマキガ以前」である。「プレハマキ」として定着させよう。
クロエリメンコガ Opogona nipponica
 見覚えがあるから撮った意味もあって,初見ではない。クロエリメンコガ。逃走されたが,サイズは5mm強。ヒロズコガ科である。

オオアトキハマキ Archips ingentana と トビムシ
 おそらくオオアトキハマキ。13mm。
 この画像の主役は,白黒縞のトビムシの方。


 帰宅後,上着に付いてきたコガネムシ2頭捕獲,解放。