2013-01-01から1年間の記事一覧

カバエ勉強会。

昨日のハエについて,zatouさんからコメントで「カバエです」とのこと。 双翅は手に負えない八幡の藪知らずだと思っているので,こういう情報は大変ありがたい。というわけで,少し調べておこう。 再掲。 日本のサイトで双翅は「一寸のハエにも五分の大和魂…

ハエの類。ウスバキエダシャク。

※5月11日うp。 久しぶりの好天。夜の8時過ぎでもまだ日中の暖かさが少し残っている。 こんな日はさぞかし蛾が出ているだろうと思うと全くハズレなのである。 電気カンテラの樹幹探しはスカ。 公園炊事場へ。ここはショボいのだが安定している。 電柱の…

カブトムシの角の遺伝子,新聞読み比べ。

23日,名大の資源昆虫学のチームが,「カブトムシの♂♀の形質の差をつかさどる遺伝子を発見」したという記事が新聞紙面を飾った。 というわけで,日経・毎日・時事通信の記事の読み比べ(他紙の記事は見つからなかった)。読み比べは文化現象としての昆虫研…

ウスベニスジナミシャク。カバナミシャクの類。

※5月11日うp。 日曜の振り替え休日。午前中は小雪。警察へ自動車免許の住所変更を届けたり,ビュフォンの評伝を読み返したりして過ごす。 おかげで,わたしの頭の中ですっかり「属」になっていた“genus”が,存在論的には「類」であることを思い出した。…

トビケラの類。

※5月10日うp。少し追いついてきた。 天候が不安定。晴れ上がったり雨が降ったりを短時間で繰り返す。 少しくらいの雨なら蛾には問題ない。雨よりも風や気温の方が敵である。とりあえず出撃してみる。 雨粒はごくわずか。でも蛾日和では全くない。 公園炊…

ウスベニスジナミシャク。トギレフユエダシャク。フタマタフユエダシャク。タマヌキトガリバ。シロフフユエダシャク。ホソウスバフユシャク。

※5月9日うp。 4日連続の出撃でだいぶん疲労してきた。でも今日も行かなければならない。昨夜よりもずっと暖かいからである。 公園。(糖蜜を仕込んだ後)電気カンテラで樹を照らす作業が始まる。 一目,ウスベニスジナミシャク。 苔色にキレがなくなって…

カシワマイマイ。

※5月8日うp。 3日目。風がついている。体感気温はかなり低い。公園へ。 樹幹に蛾は見つからない。やはり風が嫌であるらしい。 炊事場の小屋の壁をチェック。蛾は見つからない。 天井あたりに蛹殻が幾つもある。 マイマイガ系。他所のブログ画像を見る範…

フタマタフユエダシャク。ウスベニスジナミシャク。シロフフユエダシャク。トビケラの類。

※5月7日うp。 作戦を変更する。この遠軽では当面のところ灯火で楽な思いはできそうにない。自ら灯りをともさなければならないらしい。 雑貨屋で石器ではなくて電気カンテラを購入する。これで樹を照らして蛾を探そうという魂胆である。こんなフツーのフユ…

カワゲラの類。クモの類。フタマタフユエダシャク。

※5月6日うp。 ここまでのポイント探索状況。基本方針は苫小牧の時のように「楽に蛾撮りをしたい。(クマが出るような)あまり奥地には入り込みたくない」。駐車場・歩道(舗装されていた方が落ち蛾を探しやすい)が路灯に照らされている場所がいい。 えん…

異動先での歓迎会。

※5月5日うp。 4月2日に遠軽に入った。その日に職場へ顔を出して,翌日3日にはセクションの会議,4日昼にようやく荷物が届いて,それから会議。当然だが忙しい。しなければならないことが幾らでもある。5日木曜には学年開きのノミ会。座っているだけ…

「みちのく会 in 札幌」私的レポ無気力幹事編(6/6)。2月24日。話題提供の後半戦。大団円。

※5月4日うp。 (承前) Nさんの発表のつづき。 サザナミフユナミシャク。 秋田のものは安定して白っぽい。ゲニタリアの違いは出ていない。今度は♀の翅を調べたい(♀は短翅型である)。 ※参照:ブログ「蛾色灯。」−【0063】サザナミフユナミシャクOperoph…

「みちのく会 in 札幌」私的レポ無気力幹事編(5/6)。2月24日。話題提供の前半戦。

※5月4日うp。 (承前) 朝起きて,昨夜のオークションの決算作業。入札カードから,SさんのノートPCのエクセルに入力。ホテルのフロントで印刷してもらって,これが請求書。代金を取り立てて回って,出品者にアガリを支払う。 かくして朝食を食べ損な…

「みちのく会 in 札幌」私的レポ無気力幹事編(4/6)。2月23日。晩餐会からオークションへ。

※5月3日うp。 (承前) 「一人一話」はよく分からなかったまま終了。幹事の立場と学徒の立場の両立はわたしには難しい。 記念集合写真を撮る。被写体としての人間には全く関心がないのだが,世の中の付き合いというものがあるらしいので大人しく付き合っ…

「みちのく会 in 札幌」私的レポ無気力幹事編(3/6)。2月23日。一人一話。

※5月2日うp。 「みちのく会 in 札幌」私的レポ無気力幹事編(1/6)。2月23日。開幕以前のホテル。 「みちのく会 in 札幌」私的レポ無気力幹事編(2/6)。さて相変わらずの開会準備。 のつづきです。 内地と札幌との接続線上に大雪がかぶさって,…

一時休止のお知らせ

遠軽へ転勤が決まる。本を1000冊13万で売って,抜け殻になる。 明日出発で,NTTに電話をすると,電話もネット回線も工事が押していて月の終わりぐらいになるとのこと。 というわけで更新も何もできなくなった。というわけで1ヶ月ほど休止します。

「みちのく会 in 札幌」私的レポ無気力幹事編(2/6)。さて相変わらずの開会準備。

(承前) 北海道勢が集まってきて,ようやく準備が始まる。 東京のOさんが書いてきてくれた横幕を貼る。写真が残っているということは,わたしは全然手伝っていない。 テーブルに標本箱が並ぶ。こうでなくてはみちのく会ではない。 とても細かいです。モグ…

「みちのく会 in 札幌」私的レポ無気力幹事編(1/6)。2月23日。開幕以前のホテル。

というわけで,2月23日土曜日。垂涎の「みちのく会」である。 初めての人もいるかもしれないので,「みちのく会」について簡単に説明しておこう。 「みちのく会」とは東北・北海道ブロックの蛾屋さんどもが集まって,蛾の標本をながめたり,蛾の話に盛り…

クロカワゲラの類。

連休最終日。今日は今年初めての外回り。 苫小牧は午前11時でマイナス2℃。曇天。体感はもう少し寒い。 緑ヶ丘公園 公園は道が除雪されていて,巨大な犬の便所になっていると考えればいい。 人間のそれも混ざっているかもしれない。 耳元でふいに鳥が鳴く…

名前の意味について。Ectropis属・Eilicrinia属・Elophos属・Ennomos属追加。

学名について,某質問サイトの回答に「名前と言うものは意味ありて付けるものですよね」とあったが,直接的にはそういうことが全然なのはちょっと自分で辞書を引いて調べてみればすぐに分かる。 17〜19世紀に付けられた学名なんてものは,しばしば博物館…

Cusiala属・Cystidia属・Deileptenia属・Duliophyle属追加。

HP「yyzz2; 虫画像虫よもやま」にCusiala属・Cystidia属・Deileptenia属・Duliophyle属を更新。 とにかく需要がないコンテンツである。検索にもさっぱり上がってこない。 アクセスを目的にするのなら虫の画像を貼った方が20倍はまし。でも他の人がやって…

Cryptochorina属追加。

HP「yyzz2; 虫画像虫よもやま」にCryptochorina属を更新。 ヒゲマダラエダシャクなのであるが,属名の由来はさっぱり分からない。 東アジアに2種分布するだけの属。要するにマイナーな属というのはそういう運命なのである。

亜種名の呼び方についての提言。

ところで,「みんな蛾」では ,Chiasmia clathrata kurilata は「ヒメアミメエダシャク北海道亜種」なのだが,亜種名がせっかく「クリラータ」である。これは「千島亜種」とする一手なのではないか。上手くすると北方領土も何とかなるかも知れない。 カバエ…

日本産蛾類標準図鑑III

日本産蛾類標準図鑑〈3〉作者: 広渡俊哉,坂巻祥孝,岸田泰則,那須義次出版社/メーカー: 学研教育出版発売日: 2013/01/01メディア: 大型本 クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) を見る やっと昨日届いた。第3巻は「マイナーミクロ集」。 絵合わせアマに…

Corymica属追加。

というわけで,ハネカクシからひたすら逃避。へたすると「みちのく会」まで学名ばかりかもしれない。 そういえば,当ブログで募集した「みちのく会」申し込みはめでたくゼロでした。幹事さんからは「蛾の世界は狭いので仕方ないでしょう。」との御言葉。実情…

Chariaspilates属,Chiasmia属,Colotois属,Crocallis属追加。

本当はサービス出勤した方がいいのだけれども,トランキライザーを2錠飲んだらそんな気はなくなった。 昨日に続いてPCに向かって学名ごっこ。 Chariaspilates属 …ギンスジエダシャク Chiasmia属 …ヒメアミメエダシャク Colotois属 …カバエダシャク Crocal…

Calicha属,Cepphis属追加。

ハネカクシ関係のラテン語文献の読解が(わたしの力では)発狂ものになっています。頭の調子のよほど良好な時でないと集中力が続かない。 というわけで,今日は昼からHPの学名調べに逃避。本当ならこちらの方が優先事項なのだろうとも思う。 というわけで…

体罰とか。

体罰問題がじわじわと周りに拡大している。頭の方が腐っているのは業界の人間には周知のことでしかない。非主流のわたしですら色々な噂ぐらいは聞いている。 膿を出せ,というのは簡単。でも,出したら出したで巻き添えを食って突き落とされるのは生徒である…

カメラ始め。ダンゴウオのガチャガチャ。

ずーーっとカメラをいじっていなかった。人間の行動なんて8割方習慣だから,サボればサボるほど再開が難しくなる。 サボっていた理由は色々あるのである。複合汚染。 11月に仕事がきつく,それ以後エネルギーが枯渇状態で今も生ける屍である。 使いやすか…

プレゼン作り。

3年生の登校は1月で終わり。あと一週間。3年の担当科目がどんどん完結する。 わたしの各最終授業は,蛾やらクモやら毛虫やらの虫のスライドを強引に生徒に見せるのが恒例である。一部の女子生徒にとっては悪夢のような時間になるらしいが,わたしの知った…

学研「標準図鑑III」発売のお知らせ。

病院に行ったら曜日を間違えていて閉まっていた。帰宅してPCを立ち上げるとメールが飛び込んでいた。蛾類学会の会長からだ。チラシが添付されている。 貼ってもいいよね。やっと「日本産蛾類標準図鑑」のミクロ編である第III巻が出る。 一応,学研のサイト…